ＳＡＯキリト夢小説 White guardian４

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思い返せば、ヨルコさんの部屋の窓が開いていたのも不自然なんだ。


何者かに狙われているかもしれないのに窓を開け放っていたのでは、自ら殺`してくださいと言っているようなもの。

本当に怖くて外に出られないと言うのなら外部からのものは全て遮断するだろう。


それに。


この羊皮紙に書かれているカインズの綴りは【Ｃaynz】。生命の碑の名前に横線が刻まれていたのは、【Ｋains】・・・・・。

死亡日はカインズ(Ｃaynz)が‘死んだ’日を指していたが、正確には生命の碑にはこう刻まれていた。


四月二十二日 十八時二十七分


ついでに言うと、アインクラッドでの四月二十二日を迎えるのはこの日で‘二回目’である。


・・・なるほど。辻褄が合った。


納得すると同時に、フレンドメッセージの受信サウンドが耳に響いた。


読み終え、がたんと音を立ててイスから立ち上がると、返信メッセージを飛ばしながら口を開く。


「ちょっと、行ってきます」
「え？ちょっ・・・A！？」
「A、どこへ・・・」


どこ？うーん・・・・。付いて行くだけだから、目的地を問われても。


「・・・・・・‘友達’と‘故人’のところへ」


間違った事は言っていない。


「「・・・・・え？」」


二人の声と表情が、見事なまでにシンクロした。

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