ＳＡＯキリト夢小説 White guardian４

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・・・・貫通といえば。



「キリト。ゲーム初日はどうだったんですか？」
「ん？・・・・ああ、えっと確か・・・・」


デスゲーム開始直後。

あの時この胸を剣で刺した時も、状況は同じなのではないか？


そう思い問うとキリトは少し考え込んだ後、口を開いた。


「・・・街の入り口付近でＨＰの減少は止まったな。だからあとはＰＯＴで回復できたんだ」
「そう、ですか」


ショック的なものか、気絶していたのだろう。あの時の記憶は一切ない。


でも確かに今になって考えてみれば、今は結晶やらなんやらで大量回復も可能だが、当時のレベルで使えるアイテムは限られている。


「まぁ、開始直後でまだ正常にシステムが作動していなかったとも考えられますけど」
「そうだな・・・・よし、ちょっと実験しようぜ」
「？」


理科の授業でする実験とは別である事はわかった。この状況では、検証と言い換えようか。


しかし、なにを確かめるのかがわからず、(合わせた訳ではないが)閃光と同時に首を捻ると、キリトは立ち上がりながら言った。


「百聞一見」


・・・‘百聞は一見に如かず’だろう。あまり違和感なかったが。

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