ＳＡＯキリト夢小説 White guardian４

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「・・・・キリトの馬鹿」


‘知識のある奴’として選んだ相手にメッセージを送り終えたキリトに、聞こえるか聞こえないかくらいの声量で言った。


「・・・え？」


聞こえていたようだ。


突然の悪口に首を傾げながらこちらを見たキリト。


「A？」
「なんでもないです」
「・・・・なんでもない、で罵られた訳か俺は」


言葉と共にこれ以上聞くなオーラを出すとキリトは一瞬目を細めたが、オレが顔を背けるとそれ以上は聞いてこなかった。


「キリト君、団長だって暇じゃないのよ？」


メッセージを直接送ったくせに、閃光がそう言う。


「わかってるさ。けどこの事件は解決しないとだろ」
「そうだけど・・・」


・・・・団長・・・・。たかがゲームの中とはいえ、中二くさい事この上ない。

　

三十分程待っていると、あいつは姿を現した。


オレが顔を上げるとキリト達もその人物を視界に入れたれらしい。


攻略ギルド《血盟騎士団》団長ヒースクリフと目があった瞬間。


　
腰を浮かせかけていたキリトよりも早く立ち上がると、地面を蹴った。


「「A・・・！？」」



キリトと閃光の声が耳を通過する。

気に留めず、飛び上がりながら背中の剣をしゃりんという音と共に引き抜くと、‘団長’の脳天目がけて振り下ろした。


しかし相手はわかっていたかのように、難なく最小限の動きそれでかわす。

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