第４２話 ページ44
エレンside
そんな……
俺には、できない。
仲間を見殺しにするなんて……！
そのとき、俺は、なにかに気づいた。
そうだ。
一人でだって戦えるじゃないか。
俺は剣をしまう。
そして、右手を顔の前に持ってきた。
なんで俺は、人の力にばっか頼ってんだ…？
自分で戦えばいいだろ……！
そう思って、右手の親指を噛もうとした。
が、
「何をしているのエレン！それが許されるのは、あなたの命が危うくなったときだけ！私たちと約束したでしょ！？」
ペトラさんが言う。
だが、俺は無視してもう一度噛もうとした。
「エレン！」
ペトラさんが、また俺の名前を呼ぶ。
すると、低い声が響く。
「……お前は間違っていない。やりたきゃやれ」
リヴァイ兵長だった。
「選べ。自分を信じるか、俺やこいつら調査兵団組織を信じるか、だ。……俺にはわからない。ずっとそうだ。自分の力を信じても、信頼に至る仲間の選択を信じても、結果は誰にもわからなかった。……だから、まあ、せいぜい、悔いが残らないほうを自分で選べ」
……っ。
俺はもう一度後ろを振り返る。
また、新たに巨人と戦おうと現れた兵士たち。
やっぱり俺は……
「エレン！」
右手を噛もうとしたとき、またペトラさんの呼ぶ声。
その表情は、悲しそうだった。
「……信じて」
俺は、先日の俺の巨人化についての実験を行った日のことを思い出した。
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あお - ザックレー総統に管理を聞かれたリヴァイ兵長ですが、問題はむしろその中間がないことにある。と続けています。習慣だと怖いことになりますよ。 (2023年3月2日 4時) (
レス) @page15 id: e2c1a012e2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 17話に誤字がありました。「信用されたいない」ではなく、「信用されていない」です。 (2018年9月9日 9時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃーねこ | 作成日時：2018年3月12日 17時
