第１８話 ページ20
リヴァイside
「なんで、あの壁外調査のとき、私と一緒に行動してたの。いや、それ以外の壁外のときだってそう。つねに離れさせないようにしてた。なんで？」
Aに、そんなことを聞かれた。
「俺は兵長として、部下を守る責任がある。お前は副兵長。俺の部下だ。無駄死にさせるわけにはいかねえだろ」
とりあえずこう答えておいたが。
この答えは、すべてが本当というわけではなかった。
嘘ともいえるし、本当ともいえる。
こいつが部下なのは事実だ。当然守る責任はある。
だが、それならペトラやオルオも同じだ。同じなら、そいつらも一緒に行動させるだろう。
なぜそうしないのかは、Aが他の部下とは違うからだ。
こいつは、強い。少なくとも、あのころよりは断然強くなった。
だが。
もし、こいつが巨人に喰われたりしたら。
この世界から、いなくなってしまったら。
巨人についてはわからねえことのほうが多い。エレンのことだってそうだ。
何かがあってからじゃ遅せえんだ。
……あのときみたいに、
何も守れなかったら。
なんの意味もねえだろうが。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 125人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あお - ザックレー総統に管理を聞かれたリヴァイ兵長ですが、問題はむしろその中間がないことにある。と続けています。習慣だと怖いことになりますよ。 (2023年3月2日 4時) (
レス) @page15 id: e2c1a012e2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 17話に誤字がありました。「信用されたいない」ではなく、「信用されていない」です。 (2018年9月9日 9時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちゃーねこ | 作成日時：2018年3月12日 17時
