第９話 ページ11
Aside
「お前は記憶喪失で、親父は行方知れずか……ずいぶん都合のいい話だな」
「……ちょっと、リヴァイ」
相変わらずのリヴァイ。その様子だと、エレンを信用していないのだろうか。
「リヴァイ。彼が嘘をつく理由はないとの結論に至ったはずだ。まだまだわからないことだらけだが、今すべきことは、君の意思を問うことだと思う」
リヴァイを注意したあと、エルヴィンはエレンのほうを向く。
「俺の……意思ですか」
「君の生家を調べるためには、シガンシナ区、ウォール・マリアの奪還が必要となる。破壊されたあの扉を速やかに塞ぐには、飛躍的手段、君の巨人の力が必要になる。やはり、我々の命運を左右するのは巨人だ。超大型巨人も、鎧の巨人も、おそらくは君と同じ原理だろう」
つまりは、あの超大型と鎧も、エレンと同じ、巨人になることができる人間の仕業だということ。
正直どれも信じがたいことではあったが、エレンは実際に巨人の体内からでるところを目撃されている。
「君の意思が鍵だ。この絶望から人類を救い出す、鍵なんだ」
エルヴィンは右手の鍵を見せた。
……エレンの意思によって、今後の人類の命運が分かれる、ということだろう。
「俺が……」
エレンはなにか考え込むようにして黙り込んだ。
「……おい、さっさと答えろクズ野郎。お前のしたいことはなんだ」
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あお - ザックレー総統に管理を聞かれたリヴァイ兵長ですが、問題はむしろその中間がないことにある。と続けています。習慣だと怖いことになりますよ。 (2023年3月2日 4時) (
レス) @page15 id: e2c1a012e2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 17話に誤字がありました。「信用されたいない」ではなく、「信用されていない」です。 (2018年9月9日 9時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃーねこ | 作成日時：2018年3月12日 17時
