＊358話「通じる！！」 ページ42
「正直、木兎君さえ止められれば、あるいは、
と思ってましたが、甘かったですねえ」
「あれだけ自由かつわがままでいられるのも、
それを放置できるのも、お互いの信頼関係があってこそだろうなあ」
そう話す先生たちの視線の先には
木兎さんにバシバシ背中を叩かれている赤葦君。
チームメイトの皆さんはそれを苦笑しながら遠巻きに見ている。
「なんか家族みたいですね」
「それはAのところもじゃない？」
やっぱりケタケタ笑う藍さん。
そのまま、まだ試合をやったいる音駒のほうへ向かった。
何がおかしかったんだろ……？
相変わらず、よくわからない先輩に
肩をすくめていると、「ああっ」という叫びが聞こえた。
「すまんっ。最後のサーブ、ビビッてどうぞ攻撃してくださいってサーブ打っちまった」
叫んだのは旭さんらしく、
顔の前でごめんと手をやりながら謝っていた。
「それが自分でわかったんなら上出来だ。
あの場面でどれだけ責められるかが、勝ち上がっていけるかを左右する。
誰だって自分のミスで試合終わらせたくねえし」
「お前のことだな」
「うるせえよ！！」
すぐ言っちゃう飛雄君に、苦笑する。
「でも、勝ちに行くサーブを打とうとするのを非難する奴なんかいねえよ」
そのコーチの言葉を聞いた瞬間、
返事をした旭さんだけでなく、隣にいた忠君も何か思うことがあったみたいだった。
インハイ予選かな？
いきなりのピンチサーバーで震えていたのを思い出す。
そして、彼だけでなく負けた時のみんなも……。
でも、
「でも、ひとつだけはっきりしてる。
お前たちの攻撃は、全国相手に通じる」
コーチのその言葉に、みんなの顔つきが変わった……。
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星蛍(プロフ) - nasiremonさん» めちゃくちゃ嬉しいコメントをありがとうございます！！ 頑張ります！！ (2020年11月22日 14時) (
レス) id: 1ee6b4a9bd (このIDを非表示/違反報告)
nasiremon(プロフ) - 作品を拝見させていただきありがとうございました！オリキャラたちの人間関係かハイキューキャラとすごい(語彙力)感じに絡んでいてもう、、、本当にすごいです！！！過去篇では涙目になっちゃったし、こう先輩がっっ………！！！更新頑張ってください！ (2020年11月22日 2時) (レス) id: fa0cba8ed9 (このIDを非表示/違反報告)
星蛍(プロフ) - 空良さん» ありがとうございます！最近サボりがちだったので面目ないです(_ _;)今月はガンガンこちらを更新しますよ！ (2016年7月2日 7時) (レス) id: 60a59e3ad2 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - 続編おめでとうございます！いつも楽しく読ませていただいています♪更新お待ちしています(*´∀`) (2016年7月1日 23時) (レス) id: a94687914e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星蛍 | 作成日時：2016年7月1日 21時
