＊262話「やった、よ......？」 ページ40
ふるふると孝先輩の手からも、
頭に浮かんだ結良からも、
逃げるように首を横にふる。
「いやっ」
「A......」
「できないっ」
怖い。
怖くて怖くて......情けない。
だって、私は“弱い”
天才の足元にも及ばない“凡人”
勝つことなんて......。
「それでもお前の仲間は戦ってんだよ！！」
二人しかいなかった空間に響いた第三者の声。
驚いて声のした方を見れば、
そこには不満げな顔をした田中と夕。
心配そうな顔の和君と久君。
少し怒ったような顔のチカちゃん。
なんで、ここに？
なんて聞くまでもない......。
さっきしゃべったのは田中のようで、
彼はまだ言い足りないのか続けた。
「つか、いつまでもうじうじとAらしくねえっ！
やってみなきゃわかんねえっつったのはお前だろ！！」
いつだったかびびっていた田中に言った。
“やらないうちから決めつけるな”
“やってみなくちゃわからない”
「やりもしねえでうじうじうじ、お前はナメクジか！！」
「田中、その例えはちょっとわかんない」
ナメクジ発言に、丁寧に突っ込む和君。
私は田中の言葉に口を開く。
「やったよ......。やってダメだった」
敵わなかった。
手も足もでなかった......。
霞む視界に朦朧とする意識。
懸命に手足を動かした。
私の
だが、私のその言葉に田中は噛みついた。
「風邪引いてたのに何を“やった”んだよ！！」
その言葉に目を丸くした......。
＊263話「まだ、、、」→←＊261話「ほんとはわかっていた言葉」
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星蛍(プロフ) - ゆっぴぃさん» ありがとうございます！来年１月からハイキューが始まると聞いて最近更新を頑張っている次第です笑 パスワードにつきましてはこちらのミスです。すみません！！今日中に解除します！！ (2019年11月19日 11時) (
レス) id: b5b09ffd1d (このIDを非表示/違反報告)
星蛍(プロフ) - 猪絢さん» ありがとうございます！パスワードは解除したつもりでした。すみません！！今日中に解除しておきます！！ (2019年11月19日 11時) (レス) id: b5b09ffd1d (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴぃ(プロフ) - 凄い面白くて毎回更新楽しみにしています。7章はパスかかってるので見れないのが悲しいです。近々見れるようになりますか？早く続き読みたいです。 (2019年11月19日 10時) (レス) id: 3c7526cd22 (このIDを非表示/違反報告)
猪絢(プロフ) - 面白くて読み込んじゃいました！7章パスワードかかってた見れないのですがまだ書き途中だったりするのでしょうか…？ (2019年11月19日 1時) (レス) id: 262406d3d0 (このIDを非表示/違反報告)
星蛍(プロフ) - 杏樹さん» それは良かったです！ありがとうございます(^-^) (2019年11月18日 22時) (レス) id: 3b9001af19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星蛍 x他1人 | 作成日時：2016年1月8日 20時
