*90話「笑顔を貼り付けて」 ページ6
ふと見ると、潔子さんに視線が集中してるのが見えた。
「かわいいっ」
「声かけろよ」
「え、いっちゃう?声かけちゃう?」
なるほど……潔子さんはモテるからなあ。
すると、それを耳にした田中と夕が、
潔子さんの周りをぐるぐる回りながら威嚇してる。
「何やってんだか……」
「番犬……」
孝先輩と呆れてみていると、
潔子さんがバインダーで二人を叩いた。
「潔子さんに」
「はたかれた」
嬉しそうな二人に鳥肌が立った。
うわぁ……。
気持ち悪い二人に引いていると、
今度は夕の話が聞こえてきた
「おい、あれ!」
「千鳥山の西谷じゃね?
中学の時、ベストリベロ賞とった!!」
夕はああ見えても、リベロとしての能力はとても高い。
普段がああだから、忘れそうになるけど……。
くすりと笑っていると、
いつの間にか近くにやってきていた月島君が
不思議そうな顔をした。
「どうかしました?」
「へ?」
「いや、笑ってたから」
あー、といって答えようとしたとき、
耳に入ってきた会話にびしりと固まった。
「おい、あれ!!
不自然に黙り込む私に月島君が眉を潜める。
だが、私はそれにも気づかず震える体を抱きしめる。
「千鳥山の姫がなんで烏野!? しかも、マネージャーしてるし!!?」
「そういえば、中三の最後の試合はセッターじゃなかったな?」
一気に流れてくる、あの時の風景。
____「A先輩!!これ以上やったら!!」
やりたくて、やったんじゃないよ
____「バカ、なんであんなことしたんだ!!」
わかってたよ、自分でも
____「これ以上したら、____よ!!?」
知ってる、でもやめれない
その場に崩れ落ちそうになったとき、
ぽんと頭を撫でるてのひらのぬくもりに我に返る。
驚いて顔を上げれば、にっこり笑顔の孝先輩がいた。
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星蛍(プロフ) - 琴音さん» あちゃー。やっぱりありましたか(汗)。すみませんが、書き方の統一を優先しているので、シリーズが完結次第、誤字修正をしていきます。教えたくださり、ありがとうございます。 (2019年4月1日 20時) (レス) id: 3b9001af19 (このIDを非表示/違反報告)
琴音(プロフ) - いっぱい間違えてますね。月バリが月バレとか月バスになってたり、聞いてきたが聞いて生きたとか、久藤が久遠だったりまだまだありますけどw (2019年3月31日 17時) (レス) id: f776e23ba8 (このIDを非表示/違反報告)
☆慧琉☆@スガさん愛しすぎてタヒぬ←w(プロフ) - 正しくはコンクリート出身、日向翔陽です。貴方をぶっ倒して全国へ行きます。だったような… (2016年7月5日 22時) (レス) id: 2223b2c821 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:星蛍 | 作成日時:2015年3月22日 17時