＊101話「向き合う自信」 ページ17
その後、コーチと大地さんが戻ってきて
二回戦について軽く話され、昼食となった。
私はとりあえず、潔子さんの元へ行く。
「じゃあ、二回戦はAちゃんでお願いね」
「私は全然構わないんですけど……」
いいのかな……。
春のこともあるし、二年生はともかくとして
三年生のフォローは付き合いの長さから言っても
潔子さんの方がいい気がする……。
それを察したのか、潔子さんが苦笑して教えてくれた。
「確かに、三年には私の方が適任かもしれない。
前回のことがあるし。特に東峰とかね」
「はい」
「でも、西谷もいるからそこは大丈夫だと思うよ」
昼食で別れる前に見た夕を思い出す。
集中力を高めて、静かな闘争を燃やしていた。
「そ、ですね」
「でしょ？ それに、本当は観戦席に行きたくないんじゃない？」
そういわれて、ぎくりとする
人見知りなのに勇気を奮って声をかけてきてくれた“後輩”と、
ちらりとしか捉えなかったが見間違うはずのない“憧れの先輩”。
ベンチにいてもたぶん見えるけど、
観戦席にいたら声をかけられるかもしれない。
そうなった場合、
私が二人と向き合って話す勇気はまだ……ない。
すっかり黙り込んでしまった私を心配したのか、
潔子さんが頭を撫でてくれた。
「いいんだよ、無理しなくて」
「……すみません」
このままじゃ駄目だと思いながら、
全然前に進めない自分に腹が立つ。
そんなこんなで伊達工業との試合は私がベンチ入りになった。
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星蛍(プロフ) - 琴音さん» あちゃー。やっぱりありましたか(汗)。すみませんが、書き方の統一を優先しているので、シリーズが完結次第、誤字修正をしていきます。教えたくださり、ありがとうございます。 (2019年4月1日 20時) (
レス) id: 3b9001af19 (このIDを非表示/違反報告)
琴音(プロフ) - いっぱい間違えてますね。月バリが月バレとか月バスになってたり、聞いてきたが聞いて生きたとか、久藤が久遠だったりまだまだありますけどw (2019年3月31日 17時) (レス) id: f776e23ba8 (このIDを非表示/違反報告)
☆慧琉☆@スガさん愛しすぎてﾀﾋぬ←w(プロフ) - 正しくはコンクリート出身、日向翔陽です。貴方をぶっ倒して全国へ行きます。だったような… (2016年7月5日 22時) (レス) id: 2223b2c821 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星蛍 | 作成日時：2015年3月22日 17時
