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*40話「可笑しいのは......?」月島side ページ42

夕飯も食べ、部屋の入り口付近で(うるさいから)音楽を聞いていると、
とんとんとノックされたのが振動でわかった。

澤村さんがどーぞ、と声をかけると開けたのは大和さんだった。

髪をおろした彼女に少しだけ胸が高鳴る。


だが、彼女の姿を見た瞬間、はっ、と声が漏れた。

それはたぶん、僕だけじゃないと思う......。


「お風呂あがったので呼びに来たんですけど......どうしました?」


いや、どうしましたはこっちの台詞なんですけど......?

大和先輩は何故か髪が“濡れたまま”の状態で来た。

季節は5月、まだ寒い。っていやいや、そこじゃない

動揺してるせいか、普段はやらない一人突っ込みを
頭の中でもう一人の自分がやってる。


「......大和、お前」


ゆらり、と立ち上がった澤村さんは
僕らが見ても怒ってるとわかるのに、

当の本人は怒っているのはわかったらしいが
“なんで怒っているのか”はわかっていないらしく困惑している。

ちらりと先輩方を見渡せば、

またやってると言わんばかりに苦笑している人が半分と
赤くなっている人が数人と、
わかっていない王様がいた。

そして、もう一度大和先輩に視線を落とした瞬間、雷が落ちた。


「ちゃんと乾かしてこいっていつも言ってるだろう!!!」

「ひっ、すみませんでしたっ!!」


澤村さんの怒号が響いた瞬間に正座をした大和先輩は、
そのあと10分ほど怒られていた。











「恐かった……」


ぶぉぉっと髪を乾かす大和先輩。その姿に僕はまた唖然とする。

いや、乾かすのは別に変じゃない。
むしろ、男所帯の中、そうしない方が間違いだ。
変じゃないのだが......。


「なら、乾かしてこいよ」

「めんどくさくて」


呆れたように話しかける縁下さんが、
何故か大和先輩の髪を乾かしていた。

いや、なんで?

他の人は見慣れているのか、あまり気に止めていない。


「縁下ぁぁぁ、そこ変われえええ!!」

「力めええ、幼馴染だからって!!」


いや、羨ましがってる人もいた。

全く面白くない光景に小さく舌打ちをした。

*41話「なんでもできるよ!!」→←*39話「今頃か」



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星蛍(プロフ) - 麗さん» そうですね!! 今、そういった誤字脱字とかを修正しているところです。読みにくいし、この人誰?!っていうのもあるかもですが、何卒ご了承ください。すみません。 (2020年11月12日 8時) (レス) id: 3b9001af19 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 44ページ  「お、俺が呼んでたのにぃ!!」 の 呼んでた は 読んでた ではないのでしょうか?話の流れ的にそうかなと思ったのですが (2020年11月11日 22時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
☆慧琉☆@スガさん愛しすぎてタヒぬ←w(プロフ) - 誤字…ノヤっさん→ノッヤさん、潔子さん→清子さん (2016年7月5日 19時) (レス) id: 2223b2c821 (このIDを非表示/違反報告)
星蛍(プロフ) - 抹茶アイスサンドさん» よくよく考えたらどんだけ手が薄いんだって話になりますね!!ありがとうございます (2016年4月2日 11時) (レス) id: 60a59e3ad2 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶アイスサンド - 32話の厚さ約5mmではなく、約2cmだと思います。 (2016年4月2日 10時) (レス) id: 0e8f4b9561 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星蛍 | 作成日時:2014年8月5日 13時

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