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グ「あっ、A！こっちよ！」
『グレース……。何があったの？』
Aは通路で待っていたグレースに手を引かれ、黄色いテープの規制線が張られたカフェの中へと入っていった。
自分の腕時計を見ている牧野の姿を見つけたAは早速声を掛けた。
『牧野局長、お疲れ様です。一体何があったんですか？』
牧「A……。実は……。」
牧野は午後の業務が始まってから今までの経緯を全て話した。
『……レオンハルトが自白の英文メールを寄越した後、カフェで服毒……。じゃあ、清掃のキャンセルの連絡はレオンハルトが入れたの……？』
コ「キャンセルの連絡って何？」
『えっ？』
Aが呟いた一言について、レオンハルトの遺体を調べていたコナンが訊いた。
『昼休みのうちに何回か電話が掛かってきて……。最初は非通知だったからスルーしてたんだけど、最後の1回だけは番号が表示されたから出てみたの。そしたら、“カフェでやりたい事があるから、清掃の時間を変えてくれ。局長には言ってある。”とだけ言われて電話を切られちゃって……。』
牧「カフェでやりたい事がある……？そんなのは一言も聞いていないな……。」
コ「どうしてその電話がレオンハルトさんのだって思ったの？」
『男の人の声だったし、荒っぽい口調だったから……。』
グ「A、電話の番号見せてちょうだい？」
Aは自分のスマホで通話履歴を表示させると、そのままグレースに渡した。
画面を見たグレースは驚いて目を見開いた。
グ「局長の番号の下がその時の電話よね？確かにレオンハルトの番号だわ！」
グレースも自分のスマホを取り出し、電話帳に登録したレオンハルトのページで彼の電話番号を見せた。
その時、黒田が目暮に声を掛けた。
黒「遺体はヘリで運び、解剖を依頼する。」
返事をしてカフェを出て行こうと入り口へと向かう目暮を牧野が止めるが、念のためだ、と有無を言わせない視線で黒田に言われ、引き下がった。
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ルナ - とっても面白いです。ドキドキしながら見せてもらってます (8月24日 21時) (
レス) @page42 id: 63c03aa9bf (このIDを非表示/違反報告)
箱 - 素敵な作品ありがとうございます (7月27日 21時) (レス) id: 4edc0c80af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優理 | 作成日時：2023年7月26日 18時
