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カフェからグレースの部屋に戻った2人は、格好はそのままで素に戻ると、早速買ってきた物を口にしていた。
すると、ソファーで隣に座ったピンガが話し始めた。



グ「なぁ、“奴”が来るとしたら、いつだと思う?」


『さぁね。でも、この時間のグレースの居場所を伝えたのは流石に笑ったわ。』


グ「フン。餌を撒けば必ず姿を見せると踏んだからな。」


『まあ、せいぜい楽しみにはしておきましょ?どんな顔をするのか見物だわ。』



そう言いながら、ピンガもぞっとするほどの黒い笑みを浮かべるレナ。





『あっ、そうそう。さっきの見覚えのあった男について、カフェの待ち時間使って調べたんだけど、毛利小五郎っていう日本で有名な探偵らしいわ。“眠りの小五郎”とか称されてた。』


グ「ハッ、まさか、寝てる間に事件が解決しちまうのか?」


『うーん……。信じられないけど、ネットの記事を読んでる分にはそうみたいね。』


グ「ふーん……。それは是非ともお目に掛かりたいもんだな。」



ピンガは小馬鹿にしているが、そうなったら私達は終わりだろ、とレナは心の中でツッコミを入れていた。



『(……けど、1番気になったのはやっぱり記事の日付。工藤新一失踪後に眠りの小五郎が取り上げられ始めてた。しかも、毛利小五郎はコナン君の保護者役だった。ということは眠りの小五郎の裏にはあの子が居るのかも……。)ねぇ、ピンガ。1つ頼みたいことがあるんだけど……。』


グ「あ?珍しいな。」


『時間がある時でいいから、コナン君を“老若認証”で調べておいてくれる?』


グ「やっぱ、レナもアイツが気になるか?」


『あんなに警視庁の人と仲良しな子供がたまたま船を乗り間違えて此処に来たとも思えないし、“老若認証”を目にした時の反応も不可思議だった。それに、昨夜の八丈島で何度か見た不審な人影もあの子だったし。なんか、あの子が一連の騒動に絡んでいる事が偶然だとは思えないのよね……。』


そう言うと、ピンガも納得した様子でレナの頼みを引き受けた。

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ルナ - とっても面白いです。ドキドキしながら見せてもらってます (8月24日 21時) (レス) @page42 id: 63c03aa9bf (このIDを非表示/違反報告)
- 素敵な作品ありがとうございます (7月27日 21時) (レス) id: 4edc0c80af (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:優理 | 作成日時:2023年7月26日 18時

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