ぶっ飛ばせ！！！【ヒロアカ・男主】 (ページ5)

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ピンポーン

家に鳴り響くインターホンの音
僕は食べていたパンを口の中に詰め込み慌てて玄関に掛けていく

ガチャ

『お、おはよう、出久！』

緑谷｢おはよう、A。じゃ、行こっか。…あ｣

対して身長の変わらない出久はくすくすと笑いながら僕の口元に付いていたパンくずを取ってくれた

緑谷｢Aは、綺麗な顔してるんだからもっとそういうの気にしないと！｣

『うん。ありがとう！』

しばらく出久と他愛ない話をしながら歩いていたが学校の近くまで来ると出久は足を止めた

『…どうしたの？？』

緑谷｢昨日LIMEで言った、話しておきたいことなんだけどね｣

緑谷｢ボクが、雄英目指してるの知ってるよね、？｣

『…うん』

緑谷｢訳あって今、ある人から特訓を受けてるんだ！！だから！！！！雄英に入れるかもしれない！！｣

突然大きな声で話し始めた出久
少し離れていた距離も段々と出久がじりじりと迫って来るため縮まっていた

緑谷｢ボクはAと一緒にヒーローを目指したい！！だから！｣

距離が、かなり近くなった
出久が僕の手をとり、ギュッと僕の手を包み込む

緑谷｢…応援…してください｣

『……ふふ。』

緑谷｢、？？？｣

もっと深刻なことなのかと思った
なのに出久ときたら…

『あっはははw何言ってるのw当たり前じゃん！！出久は'無個性'でも頑張ってるんだから！！』

緑谷｢う、うん！｣

そう。無個性でも頑張ってるんだ
無個性でも。個性に恵まれなくても。

『んじゃ、早く学校入ろ！』

無個性でヒーロー。
そんな非現実的なことがあるのか
いや、ない。
現代では個性がないと、ヒーローにはなれない

出久はなにか見つけたから僕にこういうこと言ったんだよね？？