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ふわり。11 ページ11

「ねぇ、にのちゃん。」




くふふ、と笑いながら、


にのがなぁに、と言う。



振り向くとマフラーがほどけちゃうから、


少しだけ俺によりかかって返事をするにの。




あぁ、ほんとうにこの子は、もう。


あまったれだなぁ。笑




思わず、ふふ、と


わらってしまう。




きゅう、と抱きしめると、


あっはははっ!

なんて笑って、あまいあまい声を出す。



「・・なんだよぉ?」



「・・・ふふ、ん〜?」



「ん?・・・んふふふ・・・」



「なぁんだよぉぅ?」



「・・ふは、相葉さん。笑」



「はい、にのちゃん。笑」






ふわり、ふわり。



ふわり、ふわり。




なんだか。


いま、とんでもなく幸せだよ、おれ。





ぎゅう、と抱きしめる。




ふわり、ふわり。



ふわり、ふわり。





倖せだったよ、おれ。





ぎゅう、と手を握る。




ふわり、ふわり。



ふわり、ふわり。







ありがとうね、かずくん。

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作者名:にじいろえんぴつ | 作成日時:2014年2月14日 15時

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