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貴方side
永瀬「抵抗…しーひんのや」
だんだん近づく距離に
抵抗することもなく
すんなり目を閉じる私
永瀬「おりこうさんやなぁ…？」
うっすら目を開けるとニヤッと笑う永瀬くんがいて
距離はまだあったはずなのに
チュッ……
なんの前触れもなく唇と唇がくっつき
離れてはまたくっつき
だんだん息苦しくなってくる
名前を呼んでも
名前を呼ばれても
お互いが離れようとしなくて
歯止めが効かなくなった私たちをとめたのは
私の携帯のバイブ音だった
____ 着信 阿部顕嵐
呼吸をなおして
『もしもし？』
阿部「あ、A？携帯あったんだっ、遅いから鳴らしたほうがいいかなって」
『あー…うん！今見つけたありがと！』
永瀬「顕嵐先輩？」
『うん』
永瀬「もう行かないとあかんの？」
『…うん』
永瀬「家ついたら連絡してな」
『うん』
ガラッ
なんだろう
このモヤっとするような
『…バカみたい』
あの時
キスを拒まなかったのは
ただ逃げる時間がなかったから？
キスを止めなかったのは
どうして？
阿部「A」
『え…顕嵐。どーしたの？』
阿部「遅いから迎えに来てあげた」
はいっ
と手をだされれば
握ってしまう
でも、ドキドキはする
べつに永瀬くんじゃなくたって
ドキドキはする。
だから
この気持ちはきっと恋じゃない…
『顕嵐、おんぶ』
阿部「えー…しょうがないなぁ」
だって
ほら
ギュッと抱きついたら
くっついたら…
ドキドキ…するよ？
.
.
でも頭に浮かぶのは
.
なぜか
永瀬くんの顔で
目をつぶれば
思い出すのは
永瀬くんの感触
.
.
でもこれは
恋
じゃない。
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kanon - この小説大好きです!これからもがんばれんれん! (2018年1月2日 17時) (
レス) id: dcc9735c10 (このIDを非表示/違反報告)
有美 - この小説大好きです！更新頑張って下さい！ (2015年8月27日 22時) (レス) id: 5117dd2b7c (このIDを非表示/違反報告)
ふーか(プロフ) - この小説、今日見つけて全部一気に読みました！すごい面白くてキュンキュンしてハマってしまいました！更新頑張ってください！応援してます！ (2015年8月26日 13時) (レス) id: da036b23eb (このIDを非表示/違反報告)
永野勇花 - この小説のファンです。最新頑張って下さい(^O^)／ (2015年8月26日 6時) (レス) id: 18fc08efe7 (このIDを非表示/違反報告)
あき♪(プロフ) - めっちゃ楽しいです。更新頑張って下さい！ (2015年8月23日 20時) (レス) id: 423fad9cc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(sAo)rI@jgiwgirl
| 作成日時：2015年5月31日 1時
