_____専属メイド_____ (Ren,N)

メイド7　Ren side ページ8

〜回想〜




あれは高1の冬




俺はリムジンで家に向かっていた




信号で車が止まった時
横断歩道を走っていた小学生が転んで
そのまま泣き出した




早く行かな危ないんちゃう？




そう思っていた時
1人の女子高生が飛び出して小学生を抱っこして歩道に走って行った




制服から見て同じ学校か･･･




今時の女子高生であんなことする奴
少ないんやろうなぁ･･･




俺も最初はただの興味本意で
窓を開けてその様子を見ていた




「そんなに泣かないの！




ちょっと待ってね･･･」




彼女はそう言って
自分のバックの中からティッシュとペットボトル、それにポーチを出した




ティッシュにペットボトルの水を浸けて傷口に当てる




小「っっ！！


冷たいぃぃ･･･ 痛いよぉ〜(泣)」




「大丈夫！


今絆創膏貼ってあげるから
そうすれば痛くなくなるよ？」





小「うん･･･」




・




「･･････よし！


どう？ 痛い？」




小「痛くなぃ･･･


お姉ちゃん！ ありがとう！！」




「どういたしまして！


これからは気を付けるんだよ？」




その時、彼女は小学生に向かって
太陽のようなキラキラした笑顔を見せた




廉「っっ！！//」




・




俺はその笑顔に心を奪われたんや･･･

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