1話 入学式 ページ2
A「てめぇ…覚えてろよ!」
「君は…強くなったね」
ピピピピピピッ
目覚まし時計というのは厄介なもので…夢の中から一瞬で現実へと意識を連れて来てくれる。
それにしても…
とても長い夢を見ていたような気がする。
起きた時にはすでに内容は覚えてなかったが、夢を見ていたことだけはわかった。
「お兄ちゃーん、早く起きなよ。入学式遅刻とか笑えないよー?」
布団で寝ていた俺にまたがり両頬をつねってくるこいつは俺の妹…永沢唯だ。
A「唯…。いつもいつも起きようとした瞬間に起こしに来るのやめろ」
唯「うそ、お兄ちゃんは唯が起こさなきゃいつも遅刻だよ?」
A「てめえが起こしに来る頃にはすでに目開いてんだよ!」
唯「お兄ちゃん寝起きは目開いてるかどうかわかんないや♪」
A「あのなぁ…。もういいよ、それより早くどいてくれ」
唯「はーい♪」
A「はぁ…。朝一これだもんな…」
唯「早く着替えてね。朝ご飯もう出来てるから」
A「わーってるよ」
さっさと支度を済ませて朝ご飯を掻き込み家を出る。
今日から俺は音ノ木坂高校に通う新入生だ。
辺りには浮かれた新入生や少し緊張気味の新入生がちらほら見える。
A「それにしても…女子ばっかなんだな」
元々女子校だった音ノ木は共学になった今でも男子生徒はほとんどいない。
理事長「…以上です」
かったるい理事長の挨拶も終わり次は自分のクラスへと案内される。
担任「ここが今日から君たちが勉学に励む教室だ。じゃ、まずは挨拶がてら自己紹介でもしていこうか」
「…です。よろしくお願いします」
A「永沢Aです。趣味とかは特にないです。よろしくお願いします」
自己紹介も適当に済ませ席に着く。
真姫「西木野真姫です」
俺の後ろの席に座る西木野真姫とかいうやつ。
名前だけ言って終わりかよ。
A「ま、そんなもんか…」
それから何人かの自己紹介が終わって俺の隣の席のやつが元気に立ち上がる。
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きょう(プロフ) - ガンさん» おつありです!( ´ ▽ ` )ノ 最後まで読んでくださって本当にありがとうございます! もし良ければ次作の方も読んでいただけると嬉しいです(*^^*) (2014年10月8日 11時) (レス) id: c9705de42c (このIDを非表示/違反報告)
ガン - お疲れ様です良い話だと思います (2014年10月6日 23時) (レス) id: 2865fa2611 (このIDを非表示/違反報告)
きょう(プロフ) - 清武鷹師さん» ええ!?読んでくださってありがとうございます!清武さんの小説めっちゃ好きなんです!ありがとうございます!! (2014年10月5日 7時) (レス) id: c9705de42c (このIDを非表示/違反報告)
清武鷹師(プロフ) - すごくおもしろかったです。話の展開もワクワクしました(^^)次作も頑張ってください (2014年10月5日 0時) (レス) id: 4ae3766686 (このIDを非表示/違反報告)
きょう(プロフ) - kikujiroさん» 楽しみだなんてそんな…(≧∇≦) 更新遅めですいません(´・ω・`) (2014年9月29日 6時) (レス) id: c9705de42c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きょう | 作者ホームページ:http://kyou
作成日時:2014年8月11日 16時