ポートマフィアには迷い【猫】がいるようで2

猫が二十九匹 ページ4

夢主side




ーコンコンー


A「資料を、持って参りました。首領、入ってよろしいでしょうか。」


森「嗚呼、入りなさい。」



あれから中也とは話していない。



あんなことをした私が許せない……




謝りたい。あれは違うの、わざとじゃないのって。



それで解決したら、楽なのに……




中也を避けてしまう自分がいる。




中也に拒絶されるのが怖い。





神になんて祈ったことないけど、居るなら答えて。私と中也はもう終わりなの？

はは、私って弱いのね……

たった一人の男に溺れて……


森「中也君となにかあったのかい？」



A「っ………!?い、いえ、何も…………」


森「ふむ。中井くんは随分と嘘が下手だ。そうだねぇ、提案がある。」




もう、この人はどこまで知っているのだろうか…？



A「提案とは……？」




森「旅行だ。ポートマフィア全員で旅行に行こう。」



A「旅行………旅行?!そんな、ポートマフィア全員なんて無理ですよ！」


森「もう、ある人に頼んである。ヨコハマを任せる……とね。」



A「えっと……何処に行くんですか？」





森「そうだなぁ。温泉でも行くかなぁ。良いよねぇ？エリスちゃん。」



エ「良いわね！オンセン！行きましょう！Aもよ！」


A「分かりましたよ……」



絶対中也と気まずい………



まぁ、なんとかなる……わよね？

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