無口な少女は悪魔学校へ通う

#5入学式 ページ7

〈体育館〉
歩いてきたけど·····悪魔しかいない

怖い人A「おい、なんかいい匂いしねぇか？」

イルマ(目立たないように、目立たないように)

黄色の髪の人「同じクラスになれるといいね」

緑の恐竜さん「ねー。ドキドキするー」

イルマ(お、普通の会話だ)

(イルマと·····同じクラスが·····いい)

元気な子「マミー！」

イルマ(お、もしかしてちゃんと学校なのかな)

カルエゴ「粛に」

イルマ(あれ、先生かな、おっかない)

茶髪の人「おまたせしました。午前6時6分、悪魔学校バビルス、入学式を始めます」

眼鏡の人「一同きりつ！」

イルマ「え？」

眼鏡の人「校歌斉唱」

♪〜♪〜

全員「人間丸々我らの食い物〜 魂・血と肉残さず啜れ〜」

イルマ(僕は空気、僕は空気)

『(空気·····)』

全員「黒き翼のはばたく音に〜慄け者ども我らは悪魔〜赤き口からこぼれる歌に〜」

イルマ(絶対に目立たないようにしなくちゃ)

(こ、怖い(泣)助けてイルマ)

手を握った

イルマ「！」

全員「叫べよ者ども 我らは悪魔」

茶髪の人「続きまして、理事長あいさつ」

みんな「よっ！次期魔王」

イルマ(魔王って悪魔の王？)

？？？「イルマくーん、Aちゃーん」

イルマ「え！？」

『おじいちゃんだ。』

サリバン「おじいちゃんだよ〜。」

イルマ「理事長だった！！」

『イルマ·····静かに』

イルマ「あっ。」

モブA「イルマ？A？」

モブB「理事長に孫と娘？」

サリバン「そーなんですよ。実は孫と娘が入学しましてね、これがもう可愛いくて可愛いくて」

イルマ(お願いだから変なこと言わないで！)

(おじいちゃん·····お願い)

サリバン「そして、孫のイルマくんと娘のAちゃんと撮った一枚が·····これでーす。」

おじいちゃんはイルマと私がはっきり写ってる写真を皆に見せた

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