漆 ページ8
Aside
天を送ったあと私は仕事をする気にもなれなくて
自宅へと戻った
靴を脱いで化粧を落として
スマホをいじりながらソファーに座った
あの事故のせいで私は、足はおかしいし
血は苦手
まさか彼と会うなんて思ってもいなかった
トラウマともいえる彼の姿
嫌だ…怖い…
万理っ！
ガチャッ！
ドアの開く音で意識が戻った
「ただいまー」
彼の声に反応できなかった
万理「あれ？A帰ってきてたの？
どうした？電気もつけないで」
タンタンと足音が近づいてくる
万理「なんかあったか？A」
私の隣に座って顔を覗き込んでくるが
顔を膝に埋めているせいで彼の顔も見ることが出来ない
A「なんでもないの、ごめんなさい」
万理「･･･」
フワッ
頭を撫でられたと思ったら抱きしめられて彼の
優しい匂いが鼻をくすぐった
万理「なんでもないのに泣きそうな顔をするか？」
A「･･･九条さんにあったの」
私の発言で万理が息を飲んだのが分かった
万理「･･･そうか」
A「彼、私のこともあなたのことを覚えていました。そして、あの事故のことも･･･
それをわかっていながら彼は、私をまたステージへと進めてきたんです」
無意識に涙が出てしまったこれは悲しいからとかの涙ではなかった
万理「泣かないで、過去のことを俺は気にしてない」
A「私だって気にしてなんかいません！
でも、彼の言い方が嫌だったのです。」
万理「落ち着こう？A。落ち着いてから
一緒に食事に行こう？」
A「ごめんなさい、気が動転して何も準備していなくて･･･」
万理は、困ったような表情をしていた
私が困らせてしまった
万理「今日ね、アイドルの新曲のレッスンがあったんだけどね、今の子達は輝いていたよ」
A「万理達だって輝いていました！
私は、TRIGGERが嫌いなわけじゃありません！！
でも、私は万理達の輝きを見ていたかった」
万理「去った時間は帰ってこない。でもな？
今の輝きを守ることが今の俺たちにできることだと思うよ」
A「そうね、TRIGGERをてっぺんに連れていくのが私の仕事」
万理「そうだよ。」
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天香(プロフ) - CloveRさん» そうなんですね！ありがとうございます！これからもドキドキするシーン書いていくので嫉妬しまくっちゃってくださいｗ！ (2022年6月6日 22時) (
レス) id: b2bc9d279c (このIDを非表示/違反報告)
CloveR(プロフ) - めっちゃいい！期待しています！私は夢主＝自分と見ないので、なんだか嫉妬しちゃいます(-_-;) (2020年4月11日 13時) (レス) id: f7412586d4 (このIDを非表示/違反報告)
紅香(プロフ) - EMIKOさん» 設定に載せさせて頂いたのでそちらをご覧下さい！よろしくお願いします！ (2019年12月11日 0時) (レス) id: f621bddd6a (このIDを非表示/違反報告)
EMIKO(プロフ) - ありがとうございます!!主人公の特徴を教えていただけますか? (2019年11月23日 12時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
紅香(プロフ) - EMIKOさん» はい！やっていますよ！ (2019年11月8日 22時) (レス) id: f621bddd6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天香 | 作成日時：2019年10月1日 18時
