45声 ページ46
車の中で
楽「おい、天。A今日どこに行くんだよ、帰るところつってもお前のところしかないだろ？」
天「知らない、ホテルにでも泊まるんじゃないの？」
龍「でも、女の子が1人でホテルなんて･･･」
天「僕に言ってもしょうがないでしょ、だったら君たちがAを連れ戻せば？心配なんでしょうから」
天は外を眺めながら呟く
楽「おい、天！」
天「なにさ。ボクは言いすぎたとは思うけどさっき言ったことは事実だし言ったことに後悔はないよ。今回はプロとしてやるべきことを全うしなかったAが悪い」
天は楽をギロりと睨むが楽は負けず劣らず天を睨み返す
楽「じゃあ、天はお前がいなくてもTRIGGERは成立するって言われたらどうするんだよ！」
天「それだったら僕の努力不足、実力不足なだけ、認めさせるくらい努力をする。ただそれだけでしょ」
龍「天の言うことはわからなくもないけど･･･」
天「じゃあ、これ以上口出ししないで」
天は楽と龍之介から目線を外し外を眺めた
その反応に楽は呆れたように座り直し腕を組んだ
龍「そういえば姉鷺さん、あのディレクターさんが言ってたAちゃんのドクモのバライティーの話どうするんですか？」
姉鷺「そうね、明日Aと話し合ってみて社長がOKを出せば出てもらおうかしら」
天「ダメですよ」
天はしっかりと強い言葉で反論した
龍「えっ？」
天「そもそも前回だって僕にとっては予想外の事だった、社長や九条さんは芸能界への1歩だとか言って賛成するかもしれないけど僕は反対」
楽「別にいいじゃねーか、歌って踊れなんて言われてんじゃねーんだから」
天「ダメ、今回出て次回もなんて話になったらどうするの？」
楽「それだったらそれでいいじゃねーか、それにあいつ歌も踊りも上手いしさ」
天「っ！？なんて知ってるの」
楽「だって俺らの曲、振り付けも歌もあいつが作ってんじゃんか。レッスン室に入ったらあいつが作曲中でよ、歌って踊りながらあぁでもないこうでもないってやってたんだよ」
天「ったく、僕の前以外でやるなって言ってあるのに」
楽「なんでAが芸能界へ入るのをそこまで嫌がんだよ」
天「･･････」
龍「天？」
天「教えるわけないでしょ。姉鷺さん明日Aに言う必要もないです、ディレクターにお断りの連絡入れといてください」
姉鷺「そうもいかないみたいなのよ、あのディレクター社長に話を持っていったみたいだから」
天「･････」
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天香(プロフ) - 千広ｰchihiroｰさん» コメントありがとうございます！何作品も読んでくださっているんですね！感激です！ (2022年6月6日 22時) (
レス) id: b2bc9d279c (このIDを非表示/違反報告)
花凛 - 良い話です。 (2021年10月24日 1時) (レス) @page2 id: 42567f3c9c (このIDを非表示/違反報告)
千広ｰchihiroｰ - コメント失礼します!他のお話も読ませて頂いて紅香さんのアイナナ作品はどれもお気に入りで､「えっ!」と思うような展開があって面白くて好きです! (2020年3月20日 22時) (レス) id: 40f647a8b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天香 | 作成日時：2019年9月3日 6時
