43声 ページ44
天Side
天「大コケしてた人達の言葉を信じろと？」
大和「いたいとこつくなー、天下の九条天さんは」
天「馬鹿にしてるんだったらはっきり言ってくれない？」
大和「いやいやー」
大和は歩きながら電話を続ける
陸「あ、大和さん!」
電話の向こうから陸の声が聞こえる
大和「だったら直接九条ちゃんに聞いてみる？」
A「え･･･」
大和「ほら、九条ちゃん心配性のお兄様から電話だよ」
A「･･･」
Aはおそるおそる電話を受け取った
A「･･･はい」
天「収録終わったからってそれで仕事終わりなわけないでしょう？
挨拶だってしないといけないのに、Aがいなくなって探して挨拶回りいけなかったんだけどプロなんだから仕事は最後までやってくれないと困る」
A「･･････説教したくて電話したの？」
天「Aがしっかり仕事をしないからボクは行ってるんだけど･･･姉鷺さんから聞いたけど
Aあのことでディレクターに言われて泣いたんだって？」
A「･･･だから何？」
天「前の事なんてもう忘れないと先に進めないことぐらいわかるでしょ？
小さな事を気にしてる前にやらないといけないことをしっかりとやってくれる。
どこにいるかもわからないから龍にも楽にも姉鷺さんにも迷惑かけて「何か言いたいの？」え？」
電話越しに聞こえるのは陸達のAの心配する声
A「私のせいで楽さんや龍くん姉鷺さんに迷惑かけてるって良いたいの!？
それに小さい事なんて･･･私があのことでどれだけトラウマになってるのか知ってるくせに!!
どうしてそんなこと言うの!？私が一番気にしていることを天はそんな小さなことなんて言う!!
私が邪魔ならそう言えば良いでしょ!？私がいなければ挨拶回りでも何でも出来るし仕事だってスムーズに回るって言いたいんでしょ!？」
天「そんなことまで行ってないでしょ。いいから今すぐ帰ってきなさい」
A「もう知らない!天のバカ!!」
天「ちょっ!!」
プープープ
Aが涙声でボクに怒鳴ってから切れてしまった
仕方がないからボクも切った
楽「Aは？」
天「切れたよ」
龍「流石にさっきのは言い過ぎだよAちゃんが泣いちゃうよ」
天「泣いちゃうよじゃない泣いちゃったんだよ」
ボクはガラにもなくため息をついてしまう
楽「自業自得じゃねーの？傷ついてる実の妹にあんな酷いことを言ったんだからよ」
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天香(プロフ) - 千広ｰchihiroｰさん» コメントありがとうございます！何作品も読んでくださっているんですね！感激です！ (2022年6月6日 22時) (
レス) id: b2bc9d279c (このIDを非表示/違反報告)
花凛 - 良い話です。 (2021年10月24日 1時) (レス) @page2 id: 42567f3c9c (このIDを非表示/違反報告)
千広ｰchihiroｰ - コメント失礼します!他のお話も読ませて頂いて紅香さんのアイナナ作品はどれもお気に入りで､「えっ!」と思うような展開があって面白くて好きです! (2020年3月20日 22時) (レス) id: 40f647a8b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天香 | 作成日時：2019年9月3日 6時
