28声 ページ29
龍之介の車で天とAは、家に戻ってきた
ガチャッ
理「おかえりさない、天さん、Aさん」
A「ただいま、理ちゃん」
天「ただいま理、料理はボク達で温めるから
理はもう休みな？夜遅いからね」
理「わかりました！おやすみさない」
理は階段をパタパタと上がっていった
Aと天は無言でリビングに入った
A「天･･･なんであんなこと言ったの」
天「あんなことって？」
A「妹しかいないなんて･･･陸と天は！「A！」っ！」
Aの訴えは天の言葉によって遮られた
天「ボクと陸はもう家族じゃないんだ。それは昔から言ってきたはずでしょ？」
天の冷たい言葉がAにささる
A「そんな事ないっ！もし本当にそう思ってるのならあんな目したりしない！
冬の季節や雨の日に心配そうな顔して外を見たり
スマホの中にある昔の3人で写ってる写真を見たりしない！」
天「･･･A、僕は
Aは静かに涙を流し始めた
Aだってわかっているはずだった自分の姓が変わった時に、戸籍上での陸と兄妹ではなくなったことに･･･でもどこかで戻れる期待をしていたAは
ショックがあった
A「天は･･･寂しくないの？･･･ｸﾞｽｯ
お父さんとお母さんと離れて陸とも
兄弟じゃなくなったのに･･･ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ」
天はAの目からポロポロと流れる大粒の涙に苦笑し、Aの頭を撫でた
天「寂しくないよ、Aがいてくれるからね」
A「えっ？」
天「僕が疲れた時も、上手くいった時もどんな時だってAは笑顔でいてくれる。Aが笑っていてくれる、それだけでボクはホッとするし笑顔になれる。だから大丈夫」
天はAの涙を優しく拭った
天「ほら、だからもう泣き止んで目が腫れたら明日可愛くなくなるよ」
A「あ、ひどーい笑」
天「ご飯早く食べてお風呂はいって早めに休もう、
明日も仕事あるんだから」
A「うん、あ！そう言えば天！私を専属のマネージャーにするってどういうこと！？聞いてないんだけど!!」
天「あぁ、今日社長に呼び出させれてたのはそれか」
A「それか、じゃないよ！」
天「そのままだけど？TRIGGERとしては姉鷺さんが僕らの第1マネージャーとしてくれてるけど個人の仕事の時にボク優先でマネージャーをするってことだよ、考えといてね」
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天香(プロフ) - 千広ｰchihiroｰさん» コメントありがとうございます！何作品も読んでくださっているんですね！感激です！ (2022年6月6日 22時) (
レス) id: b2bc9d279c (このIDを非表示/違反報告)
花凛 - 良い話です。 (2021年10月24日 1時) (レス) @page2 id: 42567f3c9c (このIDを非表示/違反報告)
千広ｰchihiroｰ - コメント失礼します!他のお話も読ませて頂いて紅香さんのアイナナ作品はどれもお気に入りで､「えっ!」と思うような展開があって面白くて好きです! (2020年3月20日 22時) (レス) id: 40f647a8b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天香 | 作成日時：2019年9月3日 6時
