22声 ページ23
陸「恨んではないよ。でも、怒ってはいるかな、
天にいは俺に何も言わないでAを連れて家を出て行っちゃったから話して欲しかったっていうのもあるしなんで出て行ったのかを今でも知りたいとは思ってるよ！」
A「陸･･･ごめん、ごめんね」
陸「会いに来てくれた、それで俺は充分だよ!!」
陸はAに向かって笑った
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ
A「あっ、」
スマホを見ると天の表示があった
A「もしもし？」
天「A終わった？」
A「うん、会えた。会えたよ、天」
天「そう、迎えに行くから場所を教えて」
A「えっとね、ここは「ちょっと貸して」えっ！？陸!?」
Aと話していたスマホを陸が無理やりとった
陸「天にい」
天「なんで陸が･･･Aはどうしたの？」
陸「Aを俺に返して、天にい」
天「はぁ？何言ってるの？陸」
陸「今まで俺が一人だった時にAといれたんでしょ？なら、今度は俺がAといたい」
天「何言ってるの陸。僕とAは血のつながっている籍も同じな兄妹だよ、でも陸とAは、もう家族じゃない」
陸「天にいがそうしたんじゃん！」
天「･･･だからってAは関係ないでしょ。
いいから場所を」
ﾌﾟﾂ
A「り、陸？」
ｷﾞｭｯ
陸「今まで天にいの傍にいたんでしょ？
俺の傍にもいてよA」
A「!!陸･･･」
ｺﾝｺﾝ
三月「おーい、陸！そろそろ帰るぞー！」
陸「うん！そうだ、A！ 俺たちの寮においでよ！｣
A「でも迷惑じゃ･･･」
陸「大丈夫だって！いいって言ってたし！
みんなダメですか？」
大和「お兄さんは別にいいけど、妹ちゃん？
えっと･･･」
A「あ、自己紹介が遅れてごめんなさい！
九条Aと言います」
大和「んじゃあ九条ちゃんは家とか大丈夫？」
A「えっと、兄がいいって言ったのなら大丈夫です」
壮五「バイブ音しているけれど大丈夫かな？」
環「帰らなくていいのか？」
A「うーん」
陸「お願い！1日だけ！ね？」
手を合わせて上目で見てくる陸にAは顔を赤くした
A「うっ！陸にそれやられると反対できない」
一織「あなたも意志が弱い人ですね」
A「えっ、えっとゴメンなさい」
一織「別に謝らないでいいですよ。ボソッ)可愛い人だな」
A「なんて？」
一織「っ！なんでもないです」
陸「じゃあ行こう！」
陸は嬉しそうに帰りの支度を始めた
スマホを返してくれなさそう･･･
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天香(プロフ) - 千広ｰchihiroｰさん» コメントありがとうございます！何作品も読んでくださっているんですね！感激です！ (2022年6月6日 22時) (
レス) id: b2bc9d279c (このIDを非表示/違反報告)
花凛 - 良い話です。 (2021年10月24日 1時) (レス) @page2 id: 42567f3c9c (このIDを非表示/違反報告)
千広ｰchihiroｰ - コメント失礼します!他のお話も読ませて頂いて紅香さんのアイナナ作品はどれもお気に入りで､「えっ!」と思うような展開があって面白くて好きです! (2020年3月20日 22時) (レス) id: 40f647a8b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天香 | 作成日時：2019年9月3日 6時
