21声 ページ22
Aside
A「紡ちゃん？」
紡「久しぶりですね！元気ですか？」
A「うん！」
紡ちゃんは私の中学の時の1個上の先輩だった
廊下で体調不良でうずくまっている時に助けてくれたのがきっかけでとてもやさしくしてくれていた
紡「さっき走っているのが見えて･･･陸って呼んでましたけど陸さんの知り合いですか？」
A「えっ？なんで？」
紡「あ、今陸さんたちのマネージャーをしてて」
A「えっ！？」
そりゃあお父さんが芸能事務所の社長だとは聞いていたけれどまさか陸のマネージャーとは
A「お願い！陸に会わせて！兄なの！｣
紡「えっ、う、うん分かった！着いてきて」
後を付いて行ったら楽屋が見えた
ｺﾝｺﾝ
一織「はい」
紡「小鳥遊です、入ってもよろしいですか？」
一織「どうぞ」
ｶﾞﾁｬ
紡「皆さん、お疲れ様でした！陸さんお客さんですよ｣
陸「俺？」
見えないけど中から陸の驚いたような声が聞こえる
三月「ファンとかか？」
紡「いえ、お知り合いだと…」
紡ちゃんは私に前に出るように行ったので私は前に出た
陸「!!??」
バタバタ
ｷﾞｭｯ
えっ…
陸「A！」
陸の行動に後ろの6人の表情も驚いていた
大和「り、りく？その人は？」
ナギ「ガールフレンド！デスか？」
A「ち、違います！」
陸「妹です」
123456「妹！？」
A「は、はい！」
陸「会いたかった…A。
本当に…」
陸の今にも泣きそうな声が私の胸を痛ませた
A「ごめん、陸。それでね私今日陸に聞きたいことがあってきたの。」
陸「なに？」
A「えっと」
みんながいる前だと少し話しにくい…
きっと陸は天と双子ってことも行ってないだろうし
大和「つもる話そうだから俺達は部屋の外にいるか」
陸「えっ、でも」
三月「いいっていいって！せっかく会えたんだから話聞いてやれよ。お兄ちゃんだろ？」
陸「ありがとうございます！」
二階堂さんのおかげで2人になることが出来た
きっと察してくれたんだろうなさすがリーダー
陸「んで？話って？」
A「…陸は」
ヤバい、声が震える
陸「ゆっくりでいいからね！」
A「う、うん。…陸は
私と天が出ていったことを恨んでたりする？」
陸「…っ！！」
A「ずっと気がかりだった、陸のことが。
天は私のためを思ってきっと私をあの人と元へ連れていったんだと思う。でも、私は家出る時の陸の表情が…声が…頭から離れなかったの」
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天香(プロフ) - 千広ｰchihiroｰさん» コメントありがとうございます！何作品も読んでくださっているんですね！感激です！ (2022年6月6日 22時) (
レス) id: b2bc9d279c (このIDを非表示/違反報告)
花凛 - 良い話です。 (2021年10月24日 1時) (レス) @page2 id: 42567f3c9c (このIDを非表示/違反報告)
千広ｰchihiroｰ - コメント失礼します!他のお話も読ませて頂いて紅香さんのアイナナ作品はどれもお気に入りで､「えっ!」と思うような展開があって面白くて好きです! (2020年3月20日 22時) (レス) id: 40f647a8b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天香 | 作成日時：2019年9月3日 6時
