16声 ページ17
天Side
龍「女の子は髪が命っていうからね。相当ショックだったと思うよ」
楽「それにコイツの場合だいぶ大事そうに手入れしてたもんな」
天「一番短い毛の長さに合わせるとボクとあまり変わらない長さになるからね」
一度Aに髪を切りに行こうと行ったことがあったでもAは頑なに行かないと言った
相当な時間伸ばさないとこの長さまでならなかっただろう
すると龍が治療セットを持って近づいてきた
龍「天、頬の怪我…消毒するから」
天「うん、ごめんこのままできる？Aがだいぶ堅く抱きついてて
たぶん離れない」
楽「剥がすか？」
天「いや、たぶん起こすからそれはしなくていい」
龍「うん、大丈夫だよ。やってみるね」
龍はボクの顔の方に回り治療をしてくれた
姉鷺「天」
天「姉鷺さん」
姉鷺「!!あなた頬」
天「大丈夫です。傷は残らないので」
姉鷺「誰にやられたの？」
天「パニックになったAの爪がかすっただけです」
姉鷺「そう、大事にしてちょうだいアイドルは顔が命よ」
天「分かっています」
龍「それで姉鷺さん、彼女たちは!」
姉鷺「あぁ、彼女たち含めてAに危害を与えていた人達は
皆解雇よ。社長も相当驚いてはいたわ」
天「そうですか」
よかったこれでAに危害を与える人がいなくなった
姉鷺「今日の仕事大丈夫かしら」
楽「今日は何が入ってるんだ？」
姉鷺「Re:valeの番組のゲスト出演に、21：30から新曲の打ち合わせよ」
龍「うーん、今回の新曲は誰が？」
姉鷺「あぁ、心配しないで今回はA作詞作曲よ」
楽「ならそれは今日じゃなくてもよくないか？」
姉鷺「そうね、Aがこんな状態なら明日にでも移すわ。
天、撮影は18：45〜だからまだ4時間くらい時間があるわAが目を覚ましたら
美容室にでも連れて行ってあげなさい。それまではここの部屋を使っていて良いから」
天「分かりました、ありがとうございます。あ、姉鷺さん」
姉鷺「なに？」
天「Aがなんでここまで髪の毛を伸ばしていたのか知っていますか？」
姉鷺「あぁ、きっと天の影響ね」
えっ？
天「ボクの？」
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天香(プロフ) - 千広ｰchihiroｰさん» コメントありがとうございます！何作品も読んでくださっているんですね！感激です！ (2022年6月6日 22時) (
レス) id: b2bc9d279c (このIDを非表示/違反報告)
花凛 - 良い話です。 (2021年10月24日 1時) (レス) @page2 id: 42567f3c9c (このIDを非表示/違反報告)
千広ｰchihiroｰ - コメント失礼します!他のお話も読ませて頂いて紅香さんのアイナナ作品はどれもお気に入りで､「えっ!」と思うような展開があって面白くて好きです! (2020年3月20日 22時) (レス) id: 40f647a8b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天香 | 作成日時：2019年9月3日 6時
