12声 ページ13
次の日
Aは、社長に呼ばれて会社に来ていた
ｺﾝｺﾝ
「誰だ」
少し緊張感の走る声にAは少しビクッとした
A「九条です」
「入れ」
A「失礼します」
入ると机で何かと睨めっこをしている社長がいた
A「それで、呼び出しした内容とは？」
「･･･先日天から電話がありお前を天専属のマネージャーにとの話だった」
A「えっ？」
「お前も望むのならそのようにしてやってもいい」
A「･･･社長はどうお考えですか」
「別に天がしっかり仕事をすれば文句はない」
A「･･･わかりました、前向きに検討させてください」
「そうか」
A「では、私はこれで」
バタンッ
A「はぁー、緊張した」
それよりも天！そんな話聞いてないんだけど!!
Aは、今日やらないといけない事務仕事の
ファイルを持って歩いていた
「ちょっと、九条さん」
後ろを振り向くと女の人が3人いた
A「は、はい｣
「ちょっと来てくれない？」
えっ･･･
「あー、誰かに言ったりしないでよ」
A「わかりました」
また･･･なのかな
私が女の人に呼ばれる場合は大体の人が内容が同じだった
私は会議室に呼び出された
「いい加減TRIGGERのマネージャー辞めてくんない？」
「大体天くんが可哀想。こんなお荷物な妹が居て」
「天くんに迷惑かけてるってわかんないの？」
「調子にのってマネージャーなんかやって」
「天くんの妹だからコネでマネージャーやってるだけで実力もないくせに」
「イケメンに囲まれて｣
「少しちやほやさせてるからって調子乗らないで」
わかってる、私は天の輝きを妨げてる
でも･･･TRIGGERのマネージャーになったのは実力なのに･･･
A「自分がマネージャーになれなかったからって私に嫉妬しないでください」
「っ！？はぁ！？このクソ女！！」
「調子にのってんじゃねーよ!!」
「ちょっと痛い目見ないとわかんないらしいな」
ガッ!!
A「うっ！」
私は、1人に蹴られて床に転がった
A「っ！！」
そのあとも何回か蹴られた
痛いっ！！
「そう言えばあんた耳聞こえないんだって？」
髪の毛を引っ張られて補聴器が露になる
A「離してください！」
「ふん！これないとなにも機能しないくせに!!」
ｶﾞｯ
A「っ！！」
無理やり耳から引っ張られて補聴器を足で踏みつけて壊された
折角買ったのに耳から血が流れる
「この髪鬱陶しくない？」
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天香(プロフ) - 千広ｰchihiroｰさん» コメントありがとうございます！何作品も読んでくださっているんですね！感激です！ (2022年6月6日 22時) (
レス) id: b2bc9d279c (このIDを非表示/違反報告)
花凛 - 良い話です。 (2021年10月24日 1時) (レス) @page2 id: 42567f3c9c (このIDを非表示/違反報告)
千広ｰchihiroｰ - コメント失礼します!他のお話も読ませて頂いて紅香さんのアイナナ作品はどれもお気に入りで､「えっ!」と思うような展開があって面白くて好きです! (2020年3月20日 22時) (レス) id: 40f647a8b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天香 | 作成日時：2019年9月3日 6時
