1声 ページ2
天side
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ
アラームの音で目が覚める
ボクは、双子の弟と一個下の妹がいる。
一個下の妹は姓が変わっても一緒に
住んでいる。
そんな妹を起こすことからボクの1日が
始まる。
ｺﾝｺﾝ
ノックしてもだいたいは聞こえないから
とりあえず入るとベットに膨らみが見えた。
近づくと妹がスヤスヤと寝息を立てて気持ちよさそうに寝ていた
天「起きて、A」
Aの体を揺すらないかぎりAは、起きない
A「…りぇん？」
僕はAのベットの横にある補聴器を優しく渡した。そうすると嬉しそうに笑って耳につけた
A「おはよー、天」
天「おはよう、朝だから降りておいで」
A「うん、わかったよ」
ｶﾞﾁｬｯと静かに扉を閉めて台所で朝ごはんの準備を始める
Aの片耳が聞こえなくなったのはAが小さい頃の話
それからというもの耳が聞こえないせいで補聴器をつけていない時は日本語がめちゃめちゃだったりして兄のボクは特に感じなかったけど学校の生徒がAに激しくイジメをした。それをボクは今まで必死に守ってきた、Aにちょっかい出してた男を片っ端から追い返して悪口言って省いていた女子には大声でみっともない奴って言ってやった。
九条さんについていく時もAだけは、離しては行けないと幼いながらもそう思った。
だからボクは一生懸命頼み込んでAには、作曲家として作詞家としてまた、振り付け師としても才能がありその技術を磨かせた
A「んー！いー匂い〜」
天「パンケーキだよ」
A「やったー！！
あ、姉鷺さんが、あと30分で着くって」
天「わかった」
A･天「いただきます」
Aは、補聴器を不愉快そうに
何回も付け外しをする
天「痛いの？そう言えばいつも使ってるやつじゃないよね？」
A「つえ心地やお」(着け心地やだ)
天「いつもの奴は？」
A「･･････」
天「ボクに隠し事をしちゃダメ」
ボクが眉を寄せて言うとAは、
ビクッとなってボソッと話した
A「壊さ…れ、ちゃ」
壊された？
天「誰に？」
Aは、学校には行ってない
そんなことできる人なんて限られてくるはず
A「事務所の･･･職員」
天「なんか言われたの？」
A「････障害者の癖にTRIGGERと
馴れ馴れしくしてんじゃねーよって」
天「なんですぐに言わないの」
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天香(プロフ) - 千広ｰchihiroｰさん» コメントありがとうございます！何作品も読んでくださっているんですね！感激です！ (2022年6月6日 22時) (
レス) id: b2bc9d279c (このIDを非表示/違反報告)
花凛 - 良い話です。 (2021年10月24日 1時) (レス) @page2 id: 42567f3c9c (このIDを非表示/違反報告)
千広ｰchihiroｰ - コメント失礼します!他のお話も読ませて頂いて紅香さんのアイナナ作品はどれもお気に入りで､「えっ!」と思うような展開があって面白くて好きです! (2020年3月20日 22時) (レス) id: 40f647a8b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天香 | 作成日時：2019年9月3日 6時
