2話 ページ3
私は翌日を迎えてとてもヒヤヒヤしていた
私と万理さんがみんなの前に姿を現したらユキさんは何を思うのかな
私の本当の姿を見て今まで通りモモは私と付き合ってくれるかな
そんな不安のせいか私は日が昇る前に目が覚めてゆっくりと昇っていく朝日をボーッと見ていた。今日で私と万理さん、ユキさんとモモの歯車がまた変わる
ギュッ
急に抱きしめられる感覚と横目をして見える黒髪に銀のハイライトが入っているふわふわ髪が映る
A「モモ?」
モモ「起きるのはやいね、A」
A「うん、目が覚めちゃって、、、」
モモ「・・・そっか」
声のトーンでいつもと様子が違うのはきっと人の変化に敏感なモモなら気がついているはずでも、それをあえて聞かないでくれるところもモモのいい所だと思う
A「それより、モモも今日が5周年LIVEだね」
モモ「、、うん。そうだね・・・ねぇ、俺歌えるかな?」
A「モモ?」
モモ「本番までの数回のリハでも歌えなかった、身体は元気なんだよ?ユキにもパートナーは俺だけって言ってもらえた。なのに歌えなかった」
A「そうなんだ、、、モモはきっと待ってるんだよ」
モモ「待ってるってなにを?」
A「それはきっと今日わかるよ」
モモ「え〜!!教えてくれないの〜?」
A「クスクス)おしえなーい」
モモ「ずるーい!」
モモは頬をぷくーっとして私の肩に頭を乗せてスリスリしてきた
それが首にふわふわと触れてきてそれが少しこそばゆかった
A「くすぐったいよww」
モモ「言ってくれない罰〜!」
私はそのあとモモと二人で笑って
朝食を食べた
おかりんさんが迎えに来てモモは少しだけ不安そうにして出て行った
大丈夫だよ、、
A「さてと、私も準備しましょうかね」
髪を昔の色に似せたウィッグをかぶって
カラコンをつけて昔のようなばっちりなメイクをして
昔の服を着て会場へ向けて出発した
会場に着くと万理さんがいた
A「万理さん!」
長いポニーテールを翻して目が合った
万理「A!」
A「お久しぶりです!だいぶ髪の毛伸びましたね〜」
私は顔をぴょこっとして万理さんの後ろ髪をみた
万理「あぁ、別に伸ばしてるわけじゃないけど切るのもめんどくさくてねw
Aもその格好懐かしいな」
A「確かに、そうですね。このカラコンなんてとても久しぶりにつけましたよ」
万理「あ、ユキの怒声が聞こえる。ドッキリ成功しているみたいだね」
A「ドッキリ?」
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天香(プロフ) - (名前)アリアさん» 遅くなって大変すいません!更新したのでぜひ読んでみて下さい! (2022年6月6日 22時) (レス) id: b2bc9d279c (このIDを非表示/違反報告)
(名前)アリア(プロフ) - えッ!?ここで止まってる!?続きがすっごい気になる。このお話の投稿待ってます (2021年7月19日 0時) (レス) id: 6a52b1fa20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅香 | 作成日時:2021年2月27日 22時