新しい居場所 (ページ3)

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#2 ページ3

「じゃあ俺ん家くる？」

ん？こいつ今なんて言った？

『え、今、俺ん家くる？って言いました？』

「言ったよ？」

とさも当たり前かのような顔で言ってくる

『え？それは私がみだらで泊まる場所のためだったら知らない男に体を売るような淫乱女に見えるってことですか？』

「そこまで言ってなくなi」

『言ってることほぼ変わんないんで』

彼の言ってることを遮るような形で言う

「でどうする？」

知らない男の人の家に泊まるのはどうかと思うし、でも家に帰りたくないし、帰れないし…
と考えながら黙り込む
すると彼が口を開く

「どうするん？」

笑顔で聞いてくる彼は
まるで私の事をからかっているかのようだ

『いきます…』

ギリギリ聞こえるぐらいの小声で言う

「へ？なんて？？」

彼は
聞こえてるはずなのに聞いてくる

『あなたの家にいきます』

覚悟を決め彼の顔を見ながら言う
すると彼は嬉しそうに

「んじゃいこか！」

と言いマンションの中に入っていくかれの後ろをつきながら言う

『言っときますけどJK泊めるとか犯罪ですからね』

「知っとるわ！でもうちの前で凍え死なれる方がいややろ！」

と振り返りながら話してくる

『たしかにそうですね』

笑い混じりな声で返すと彼はくるっと振り返りエレベーターに向かったのでその後ろを振り返った