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2話 ページ3

夏彦side

貴「はぁはぁ、・・・なんで、なんで知ってるの?」

初めて聞いた声はすごく綺麗で、

貴「聞いてる?なんで知ってるかって、

聞いてるんだけど!」

シュッ。

夏「っあ・・・。」

目の前に出されたカッターの刃。

貴「動いちゃダメだよ?ねぇ、質問に答えて。ナンで?」

夏「噂で、聞きました。」

貴「噂か。面倒くさいなー、ほんと。

日向夏彦・・・もう私と関わるな。

仲良くしようとしないで。

私に友情とか、愛とかそんなの必要ないし知ったこっちゃない。

私が望むのは、無関心と哀れの目だから。

わかった?

日向夏彦・・」

夏「・・・体温、戻るかもしれないのにいいのか?」

貴「っ・・・!」

おっ、反応ありー

夏「何に怯えてるかはわかんないけど、大丈夫だと思うよ?俺なら。

体温がなくたって、十分可愛いし。

だから、ついて来なよ。」

貴「少しだけ、信じる・・・・。

裏切ったら、目・・・くり抜くから。」

くり抜く!?!?

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作者名:採奈 栗 | 作成日時:2018年10月12日 23時

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