Only Love Part 9

ひとりで来るよね ページ1

YC「だって、Aは料理とか家事とかしない人でしょ？ ソウルにひとりで来たら、たちまち生活に困るっしょ。きっと、その弘子さんって人が付いてくるんだろうなって思ってさ」

JJ「えーーーっ」

俺はにわかに信じられなかった。

いくら家事能力ゼロのAだって、ソウルに来たらひとりで頑張ると思ってたから。

いや、俺が勝手に思い込んでいただけか…(-_-;)

JJ「そんなわけない。Aはひとりで来るよ。Aの部屋に弘子さんがいたら、俺、やだ…(/_;)」

YC「どうなるかなあ。心配だね、ヒョン」

ユチョンがそう言って、くすくす笑った。

もぉっ////

A〜 じぇったい、ひとりで来るよね？

あとでAに確かめてみなくちゃ。

でも、その「あとで」はなかなか来なかった。

とにかく、俺の想像以上に、博覧会の準備が大変で。

やることいっぱいありすぎ！

でも、それが楽しいんだけどね。

いろんなものを作りながら、これをペンのみんなが見たら、喜んでくれるかな、なんて思いながら、心をこめて作っていくのが、ほんとに楽しいんだ。

気が付いたら、すっかり夜もふけていた。

俺はようやく、２４時間ぶりの食事にありついて、ビールを飲んだ。

よく冷えたビールの美味しいこと！

ついつい、５本くらい飲んじゃって、ほろ酔いでAにメールしちゃった。

Aは思い切りあきれてたけど…(^_^;)

メールはしたんだけど、結局、俺はソウルに弘子さんも一緒にくるのかどうか、Aに訊くことができなかった。

細かいやつ！って思われるのがイヤだったのかもしれない。

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