タバコみたいに… ページ42
「だからね、１度そういう関係になったら、もっと恋しくなってしまって、どうしようもなくなるのよ。毎日会いたくなって、苦しくて、辛くて…」
「それ、すっごくわかる…」
俺は過去に経験した何度かの恋愛を思い出していた。
深い仲になると、離れがたくなる。
彼女の部屋に泊まっても、翌日はたいてい仕事があるから帰らなくちゃならない。
寝ている彼女を残して部屋を出るときのあの切なさときたら…
それでも、バカみたいに、またこうして誰かに恋してしまうんだ。
辛くなるの、わかってるのに…
「じゃあ、Aは、俺が芸能人じゃなくて一般人で、日本人で日本に住んでたら、そういう関係になるってこと？」
「そうじゃない。そうじゃないけど…」
Aはおもむろにバッグから煙草を出して、１本引き抜いた。
俺は煙草を吸う女って、正直好きじゃない。
でも、Aならいいって思った。
だいいち、その吸ってる姿、かっこよすぎる…
俺も自分の煙草をポケットから出して１本くわえた。
Aが自分のライターで火をつけてくれる。
え？
男物のライターじゃん。
彼氏からもらったの？
それとも、自分のと彼氏のを交換して持ってるとか…？
また、あれこれいらぬことを想像してしまう。
煙が目の前に来たので思わず片目を細めると、Aがぽつりと
「色っぽいね…」
と言った。
「またそんなこと言う。俺、とっくに心も身体も、この煙草みたいに火がついちゃってるんだけど…？」
「あははっ うまいこと言うのね、ジェジュン」
どうしていつも、恋の始まりって、こんなにときめくんだろう。
ああ、もっとAのそばに近づきたい。
息がかかるくらい近くに。
抱きしめて、キスして、そしてセック スしたい。
１回じゃ、物足りない。
身体がいうことをきかなくなるまで、何度だってやりまくりたい…
そんなことを考えてるなんて、Aにはじぇったいに知られたくないけど…
「ジェジュンが考えてること、わかるよ。私も同じ気持ちだから、大丈夫…」
そう言って、いたずらっぽく笑うA。
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(名前)グラママ(プロフ) - そうなんですね〜。ありがとうございました〜！ (2017年3月5日 17時) (
レス) id: b4b6a0264a (このIDを非表示/違反報告)
hiro(プロフ) - 設定はPCでしたかもですね。R18は読めないことがありますから (2017年3月5日 16時) (レス) id: 009939cc39 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)グラママ(プロフ) - お返事ありがとうございます〜。スマホで読んでます〜PCから設定してみまーす。 (2017年3月5日 16時) (レス) id: b4b6a0264a (このIDを非表示/違反報告)
桃子(プロフ) - hiroさん» 速攻のお返事ありがとうございます！びっくり〜〜 スマホだと「１８歳以上です」の設定ができないことが今ごろわかって焦ってました。よかった(^^) (2017年3月5日 16時) (レス) id: a84791e757 (このIDを非表示/違反報告)
桃子(プロフ) - (名前)グラママさん» ＰＣではなくスマホでお読みでしょうか？スマホだと設定変更ができないので、ＰＣから設定してください。 (2017年3月5日 16時) (レス) id: a84791e757 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桃子
| 作成日時：2013年8月1日 10時
