ガード ページ35
そのあと、しばらくそこで俺の自宅での撮影の打ち合わせをした。
朝起きてから夜寝るまでの、俺の１日を撮るという。
明日は１日中、Aと一緒にいられるのかと思っただけで嬉しくて舞い上がってしまいそうだった。
Aに対する俺の態度が挙動不審なのを見かねたのか、チャンジュ代表が俺を助けてくれた。
『ジェジュン、写真を撮ってもらうんだから、息が合わないといけないね。Aさんにランチを御馳走してさしあげなさい。食事しながら、撮影の打ち合わせの続きをしたらいい』
『はい、そうします、ヒョン。いつもの店、予約してもらっていいですか？』
『わかった。まかしておけ』
『ヒョン、ほんとにありがとう！』
代表に軽くハグをしてから、俺はAをうながして事務所を出た。
うしろから、ソンジュヒョンがついてくる。
『ジェジュン、助手席に女性を乗せるのはNGだぞ。いったん、ひとりで帰宅してくれ。俺が迎えにいくから』
『あ、そうだったね。事務所の外にもペンがいるんだった…』
サセンペンやパパラッチに長年悩まされ続けている俺は、外に一歩出たら無意識に固いガードを作ってしまう。
濃いサングラスで目を隠し、微笑みも消し、俯き気味に歩く。
ほんとはそういうのっていけないことなのかもしれないけれど、それは俺のささやかな抵抗だったんだ。
俺は先にひとりで車で帰宅した。
降りるとき、からっぽの助手席をちらっと見て、ためいきをついてしまった。
これから先、もう一生、この席に自分の恋人を乗せて走ることはないのかな…
俺が部屋に戻ってから１０分ほどして、ソンジュヒョンから電話がかかってきた。
「もういいぞ。駐車場で待ってるから降りてこい」
「了解！」
俺は猛ダッシュで部屋をあとにした。
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(名前)グラママ(プロフ) - そうなんですね〜。ありがとうございました〜！ (2017年3月5日 17時) (
レス) id: b4b6a0264a (このIDを非表示/違反報告)
hiro(プロフ) - 設定はPCでしたかもですね。R18は読めないことがありますから (2017年3月5日 16時) (レス) id: 009939cc39 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)グラママ(プロフ) - お返事ありがとうございます〜。スマホで読んでます〜PCから設定してみまーす。 (2017年3月5日 16時) (レス) id: b4b6a0264a (このIDを非表示/違反報告)
桃子(プロフ) - hiroさん» 速攻のお返事ありがとうございます！びっくり〜〜 スマホだと「１８歳以上です」の設定ができないことが今ごろわかって焦ってました。よかった(^^) (2017年3月5日 16時) (レス) id: a84791e757 (このIDを非表示/違反報告)
桃子(プロフ) - (名前)グラママさん» ＰＣではなくスマホでお読みでしょうか？スマホだと設定変更ができないので、ＰＣから設定してください。 (2017年3月5日 16時) (レス) id: a84791e757 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桃子
| 作成日時：2013年8月1日 10時
