やっとわかった理由 ページ19
もしかして、って思った。
Aが最上階のバーでひとりで飲んでるかもしれない、なんて…
エレベーターを降りたとたん、男に絡まれているAの姿が目に飛び込んできた。
さっきのドレスアップした姿はもうどこにもなかったけれど、俺にはそれがAだって、すぐにわかったんだ。
俺は全速力で走っていって、ナンパ野郎からAを救出した。
思わずついて出た言葉が
『その手を離せ！俺の彼女に何するんだ！』
って…(^_^;)
Aに「さっきはなんて叫んでたの？」って訊かれて、正直に答えたけど、めっちゃ恥ずかしかった。
思い切ってAの部屋に行ってもいい？って訊いたら、あっさりオーケーしてくれたのでちょっと驚いた。
Aって、ほんと無防備なんだから…(――〆)
他の男にも、そうやって答えてるの？
ダメじゃん！
でも、俺は言葉を飲み込んで、どうしても訊きたかったことを訊くことにした。
「じゃあ、今度は俺が訊く番。初めて会った時、なんで俺のこと、あんなに睨んでたの？ドームの楽屋で会ったときも、ほとんど話してくれなかったし…」
もしかしたら、立ち直れないくらいのショッキングな理由なのかも…
俺は、少しだけ恐怖を感じたけれど、それでも理由が知りたかった。
それは、酷い男の話だった。
そんなやつがこの世にいるのか。
彼女を泣かせて、侮辱して、お金を巻き上げて、いったい、何考えてるんだっ？
すげー辛かったんだろうな、A…
最後は警察が動いてくれて、ほんとによかった。
ストーカーはほんとに怖い。
俺もサセンペン(私生活まで介入してくる熱狂的で異常なファンのこと)に何度もひどい目にあってるから、よくわかる…
俺は、Aを思い切り抱きしめたくなったけれど、ぐっとこらえて彼女を見つめてた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 321人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
(名前)グラママ(プロフ) - そうなんですね〜。ありがとうございました〜！ (2017年3月5日 17時) (
レス) id: b4b6a0264a (このIDを非表示/違反報告)
hiro(プロフ) - 設定はPCでしたかもですね。R18は読めないことがありますから (2017年3月5日 16時) (レス) id: 009939cc39 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)グラママ(プロフ) - お返事ありがとうございます〜。スマホで読んでます〜PCから設定してみまーす。 (2017年3月5日 16時) (レス) id: b4b6a0264a (このIDを非表示/違反報告)
桃子(プロフ) - hiroさん» 速攻のお返事ありがとうございます！びっくり〜〜 スマホだと「１８歳以上です」の設定ができないことが今ごろわかって焦ってました。よかった(^^) (2017年3月5日 16時) (レス) id: a84791e757 (このIDを非表示/違反報告)
桃子(プロフ) - (名前)グラママさん» ＰＣではなくスマホでお読みでしょうか？スマホだと設定変更ができないので、ＰＣから設定してください。 (2017年3月5日 16時) (レス) id: a84791e757 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桃子
| 作成日時：2013年8月1日 10時
