◇20 ページ20
-
「あ、ねぇ(人1)、風呂入った？」
『え、ああ、まだ！入ろうかなって思ってたら呼び出されたから』
「俺もそうなんだよね、そのまま向かう？」
『うん、お風呂セット持ったまま来ちゃったし』
那須と一緒に大浴場へ向かうことになった。
湯船には長めに浸かりたいタイプだから
呼び出されてなかったらなあ、なんて思った。
「他の奴らはみんな入り終わってるみたいだから、施錠任されてんだよね」
『あ、そうなの？那須っていつもめちゃくちゃ大役任されてるよね』
まあここは半分大学のものみたいな宿だから
分からなくはないけど……。
にしてもだよね、生徒に任せるのか。
「どっかの誰かさんが頼りないからじゃない？」
『はあ？頼りなかったらゼミ長なんて頼まれませーん』
「ははっ、うそうそ！冗談。もし俺より早く上がったら、女湯の看板裏返しておいてもらえる？」
『あ、はーい。分かった』
そんな話をして男湯と女湯に別れた。
速攻で服を脱いで浴場へ入ると
女子もみんな入ってしまったからなのか
貸し切り状態だった。
『わー貸し切りだー』
気持ち良さそうな湯船を見て
急いで髪と身体を洗い、すぐ湯船に浸かった。
『ふぅ〜なんか疲れた〜』
ゼミ長の仕事が多すぎて
蒼弥たちとは全然話せてないし
意外と忙しかったな。
大好きなお風呂だとつい浸かり過ぎて
少しボーッとしてきた。
『のぼせそうだから上がろ……』
お風呂から上がってタオルで身体を拭き、
部屋着に着替えて部屋に戻ろうとしたところで
私の記憶は途絶えた。
-
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1051人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
朝比奈子(プロフ) - 世蓮さん» ネタバレのような形になってしまって申し訳ないです！ご指摘ありがとうございます( ; _ ; ) (2020年1月8日 17時) (
レス) id: 4c6aaf9ab1 (このIDを非表示/違反報告)
世蓮(プロフ) - 33から36に飛んでしまっています汗 いつも楽しく拝読させていただいてます。これからも頑張ってください！ (2020年1月8日 15時) (レス) id: 6a698eacc1 (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - 一番好きです！これからも更新応援してます(^^) (2020年1月4日 18時) (レス) id: 3589a32c79 (このIDを非表示/違反報告)
佐野。 - おもしろい (2020年1月3日 0時) (レス) id: d21ba90605 (このIDを非表示/違反報告)
りんりんご(プロフ) - めっちゃ面白いです…更新頑張ってください！ (2019年12月25日 19時) (レス) id: 385e9a2ae5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：朝比奈子 | 作成日時：2019年12月11日 0時
