2人のキス YG ページ26
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今日はお互いの休みが奇跡的に被った日曜日。
出掛けようかって話にもなったけど、日曜日で街には人が多いことと、夕方から雪が降る予報だったので私のお家でまったり過ごすことにした。
「えっ!?これから見るの!?」
「うん?」
ソファーを背もたれにテレビの前に座るギョミちゃんは、録画で溜めておいた映画をリモコンで操作していた。
選択された映画のタイトルを見て、両手にホットココアが入ったお揃いのマグカップを持ったまま立ち尽くしていた。
「早く!ヌナ!始まるよ!」
「。。。私が怖いの苦手なの知っててわざとでしょ。。。」
「え?そうだっけ?」
とぼけた顔をしてるギョミちゃんを軽く睨んで、映画を見る時のいつもの定位置、ギョミちゃんの脚の間に座った。
「ちょっと待って!!!えっ!!!今見えた!!!やだ!!!無理!!もうやだああああぁぁ」
「おお〜〜」
案の定ホラー大の苦手の私は、まともに画面を見ることができず何度も消してとギョミちゃんに訴えるが、彼は私の頭の上に顎を乗せて映画を楽しんでいる。
突然静かになるテレビ画面。
知っているこういうの。静かな場面が続いて、突然大きな音が出たり、お化けが出てくるやつだ。
「ギョミちゃんもうやだってば〜〜」
死亡フラグ立ちまくりの静寂に耐えきれなくなった私は耳を塞いで下を向いた。
するとギョミちゃんが私のお腹に腕を回して、グイッと自分の方へ引き寄せた。
私の背中にさっきよりもピッタリとくっつくギョミちゃんの体。
それと、私の右側の首にギョミちゃんの高い鼻が当たった。
「へっ!?」
鼻が当たったと思った矢先、私の首に唇を這わせたギョミちゃんに思わず声を上げた。
「あ。。。ごめん。。。怖がってるヌナがかわいくて、つい。。。」
「ついって!こら!跡つけた!?」
そう言うと、明らさまに目を反らすギョミちゃん。
「でも今日こういう日でしょ??」
「こっこういう日とは。。。」
首を押さえてギョミちゃんの顔を見上げたら、わざとらしく、ちゅっと音を立てながら軽くキスをされた。
「こういうことしていい日」
そう言ってテレビの電源を消すギョミちゃんに、今度は別の意味の死亡フラグが立った。
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いちご☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆ - お久しぶりです!いちごです♪遅くなりすみません。リクエストなんですが、GOT7とお花見というのはどうでしょうか?春になったら参考にして頂けると嬉しいです!! (2016年2月12日 22時) (レス) id: ba87c47ea9 (このIDを非表示/違反報告)
いちご☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆ - 本当にまぎらわしくてすみません。私もカムバック本当に楽しみに待っています! (2015年12月28日 23時) (レス) id: ba87c47ea9 (このIDを非表示/違反報告)
naco(プロフ) - (名前)ユウナさん» ユウナさんありがとうございます( ; ; )頑張ります~~!! (2015年12月28日 22時) (レス) id: b9d57e3575 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ユウナ(プロフ) - nacoさん!これからも頑張って下さい!!!!!応援してます! (2015年12月28日 22時) (レス) id: 0e1126a4f6 (このIDを非表示/違反報告)
naco(プロフ) - (名前)ユウナさん» ユウナさんリクエストありがとうございます~~!是非参考にさせて頂きたいと思います!新しい作品もよろしくお願いします^^ (2015年12月28日 22時) (レス) id: b9d57e3575 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:naco | 作成日時:2015年11月14日 17時