Forgive and forget. ページ49
雪で作られた白い世界を、二頭の竜の雛が駆ける。
雛「こんなに遠くまで来たら怒られるよォ」
雛「大丈夫だよ。大人はみんな冬眠しちゃってるんだし」
どうやら巣からこっそり抜け出してきたようだ。
雛「でも子供は危ないから遠くはだめって…」
雛「アッなんか光ってる!」
ｻﾞｸｻﾞｸと雪を踏み鳴らし光る物に向かって走る。
雛の足がｺﾞｸﾞｯと何かを踏む。
瞬間、逃げる暇もなく二頭の雛は黒い頑丈な布にぐるぐる巻きにされていた。
さっき雛が踏んだのは己を捕まえる為に仕掛けられた罠だったのだ。
「二頭か。嬉しい誤算だな」
雛に近付くマスクをした四つの人影。
怯えた目で見つめる雛に容赦なく麻酔を射す。
「竜は光物が好きって本当なんだな」
「鉱物が主食になる種類はな」
「麻酔が効き辛いな。さすが竜か」
「無駄口叩くな。早く飛ぶぞ。竜の国には監視の魔法使いがいる。いつ見つかるか…」
男の首にナイフが刺さる。
微かな声を絞りだしそのまま絶命した。
「なっ…」
氷の刃がもう一人の胸を突き抜ける。
「ぎ、アッ」
リンデル「ようやく途切れたと思えば、またぞろ密猟か…愚か者め」
「＿管理者だ!」
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梅雨(プロフ) - まんじゅうねこさん» ですよね！！(興奮) (2018年8月28日 21時) (
レス) id: 898f32375a (このIDを非表示/違反報告)
まんじゅうねこ - 分かります！世界観とっても素敵ですよねー！ (2018年8月26日 16時) (レス) id: dd9eae3b3c (このIDを非表示/違反報告)
梅雨(プロフ) - 枝垂桜さん» 応援ありがとうございます!これからも頑張ります!! (2018年8月5日 15時) (レス) id: 898f32375a (このIDを非表示/違反報告)
枝垂桜 - とても面白いです(*^^*)これからも頑張ってください！応援してます！このお話大好きです(*^^*) (2018年8月4日 5時) (レス) id: 05de94b2f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅雨 | 作成日時：2018年7月23日 22時
