story3 ページ43
全部、吐き出した。
今まで思ってきたこと全部を。
エリアスが、あのヒトが私と僕は家族だって例え見せかけであってもそう言ってくれたのが嬉しくて。
あのヒトが私に話してくれないのが不満になって。
捨てられることより、気持ち悪いって目を向けられることが怖かった。
どうして興味がないままでいられなかったのだろうか。そうすればいつ放り出されても諦められたのに。
いつの間にか、それを拒んでた。
吐き出した後、彼はこう聞いてきた。
{君のエリアスは、突然に君を放り出すなんてことをするヒトなのかい?}
{チセが見てきた中でそんなそぶりがあるならわかるけど、そんなことを言ったりしていたのかい?}
チセ「…ううん」
{チセが恐れることが一度だって起こったことが?}
チセ「……ない……」
{なら天が落っこちる心配をするようなことはやめなさい。するだけ無駄というものさ}
チセ「でも…」
それでも、私は怖い。
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梅雨(プロフ) - まんじゅうねこさん» ですよね!!(興奮) (2018年8月28日 21時) (レス) id: 898f32375a (このIDを非表示/違反報告)
まんじゅうねこ - 分かります!世界観とっても素敵ですよねー! (2018年8月26日 16時) (レス) id: dd9eae3b3c (このIDを非表示/違反報告)
梅雨(プロフ) - 枝垂桜さん» 応援ありがとうございます!これからも頑張ります!! (2018年8月5日 15時) (レス) id: 898f32375a (このIDを非表示/違反報告)
枝垂桜 - とても面白いです(*^^*)これからも頑張ってください!応援してます!このお話大好きです(*^^*) (2018年8月4日 5時) (レス) id: 05de94b2f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梅雨 | 作成日時:2018年7月23日 22時