story 2 ページ5
チセside
血の跡を追って行く。その先にはあの人がいた。
チセ「!カルタフィルス…」
ルツが犬の姿になり牙をむき出して威嚇する。
ヨセフ「だから僕の名前はヨセフだってば。やぁ、スレイベガ(夜の愛し仔)」
カルタフィルス＿ヨセフの隣にいる前とは違うキメラ(合成獣)がいた。きっと他にも沢山いるのだろう。
そのキメラは鋭い爪を持っていて、獣に近い姿をしている。
ヨセフ「次の研究材料を探してやっと見つけたのに。どうして君は邪魔をしてくるのかな」
チセ「次の研究材料?」
ヨセフ「うん。この子だよ……あれ、死んじゃったかな?やりすぎちゃった。首を絞めたのがいけなかったな」
それで初めて女の人がキメラに捕まっているのに気がついた。パーカーを被っているから顔は見えない。
それに＿
チセ「…!!」
女の人のお腹に、キメラの鋭い爪が刺さっていた。しかも逃げられないように壁に押し付けられていた。足元には血溜まりができている。
チセ「……貴方はどうしてこんなことができるの?」
ヨセフ「どうしてって……ただ僕は苦しく死にたくないだけであって……それで……………あれ?僕は何でこんなことをして…………。………まぁいいや。とにかくこの子は僕のだから」
チセ「…………」
……やっぱり、私はこの人が嫌いだ。
チセ「だからって……人を殺していい訳がない!ルツ!!」
私の言葉を合図にルツがキメラに襲いかかった。キメラは仕返ししようと女の人のお腹から爪を抜き反撃する。
チセ「(今だ!)」
私はその瞬間を狙って女の人の元へ走る。その人はまだ微かに息をしていた。
チセ「(まだ助かる!早く家に連れて帰って…)」
ヨセフ「そうはさせないよ」
ヨセフがあの触手を出して私に襲ってきた。
エリアス「僕のパピー(仔犬)に傷を付けないでもらえるかな」
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梅雨(プロフ) - まんじゅうねこさん» ですよね！！(興奮) (2018年8月28日 21時) (
レス) id: 898f32375a (このIDを非表示/違反報告)
まんじゅうねこ - 分かります！世界観とっても素敵ですよねー！ (2018年8月26日 16時) (レス) id: dd9eae3b3c (このIDを非表示/違反報告)
梅雨(プロフ) - 枝垂桜さん» 応援ありがとうございます!これからも頑張ります!! (2018年8月5日 15時) (レス) id: 898f32375a (このIDを非表示/違反報告)
枝垂桜 - とても面白いです(*^^*)これからも頑張ってください！応援してます！このお話大好きです(*^^*) (2018年8月4日 5時) (レス) id: 05de94b2f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅雨 | 作成日時：2018年7月23日 22時
