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Lovers ever run before the clock. No,2 ページ37

チセside


リンデル「もう暗いぞ。休め」

そう言われて我に返った。

リンデル「すごい集中力だの。ほぼ終わりではないか」

貴方<私そこまで集中できないかも>

気づけばAもいた。

チセ「え、はい。あと少し…ですね」

リンデル「_ほう、初めての仕事にしては上出来だの。今日は休んで明日仕上げだの」

貴方<お疲れ様>

リンデル「今夜は月が明るい。いいものが見せられるぞ」

貴方<…!>

A…わくわくしてる?

リンデルさんもそれに気づいてるのか微笑む。

リンデル「ここの苔には花が咲く」

チセ「花?」

リンデル「この大地は妖精(エルフ)が生み愛する土地。妖精と踊れば花も咲く。わしの別の名を知っているか」

チセ「エコーズ(百花の歌)…ですか?」

そうだ、とリンデルさんが言う。

リンデル「魔法使いや魔術師にとって名前はとても大事なものでな。常ならば本質や特徴を表す名で呼ばれる…かつて人は歌で交流していた。わしの呪文は歌なのだ」

セルキーがどこからか取り出した太鼓を叩く。

リンデル「今夜は特別に咲いてもらおう」

そう言うとリンデルさんは歌い出した。


_それは、雪解けの水の音に似て、低く、高く、朗々と風にのって。

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梅雨(プロフ) - まんじゅうねこさん» ですよね!!(興奮) (2018年8月28日 21時) (レス) id: 898f32375a (このIDを非表示/違反報告)
まんじゅうねこ - 分かります!世界観とっても素敵ですよねー! (2018年8月26日 16時) (レス) id: dd9eae3b3c (このIDを非表示/違反報告)
梅雨(プロフ) - 枝垂桜さん» 応援ありがとうございます!これからも頑張ります!! (2018年8月5日 15時) (レス) id: 898f32375a (このIDを非表示/違反報告)
枝垂桜 - とても面白いです(*^^*)これからも頑張ってください!応援してます!このお話大好きです(*^^*) (2018年8月4日 5時) (レス) id: 05de94b2f8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:梅雨 | 作成日時:2018年7月23日 22時

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