story 5 ページ18
ネヴィンの樹に行けば、チセが根本で休憩していた。傍にルツもいる。
チセが木の枝を持っている。
貴方{取れたんだね}
チセ「何とか…」
貴方{ご飯できたよ。行こう}
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
貴方side
リンデル「トナカイのスープと芋の煮つぶしだ。トナカイは食べたことはなかろう?」
チセ「はい」
口に合うかな?
チセ「(おいしい)」
大丈夫そうな顔してる。よかった。
リンデル「…む、擦り傷だらけだの。見せてみい」
リンデルが手をかざすとチセの腕の傷が治った。
リンデル「わしの手は«薬の手»といってな。死なぬ傷ならたちどころに治る。昔はそういう者も多かったんだがの…ここ数百年はとんと生まれんの」
そうだこの人結構生きてるんだ。
チセ「…リンデルさんはいつから生きてるんですか?他の魔法使いもみんな…長生きなんですか?」
リンデルがﾎﾟｶﾝとしてる。
セルキー「アア!だから今日あんなに教会の御犬様が騒いでいたのですね!」
リンデル「〜〜あのばか骨め!!何も説明しとらんではないか!これでは＿」
チセ「あっ…えっと、すいません。エリアスに訊かなかった私が悪いんです」
貴方＜?＞
話についていけず首をかしげる。
リンデル「…おぬしに怒っているわけではないよ。このたびお前を呼んだのは…少し心配だったのだよ。＿知らぬままが楽であれば生き物はみなそれに甘んじよう。それは愚かなことではなく当たり前のこと」
……何かわかんないけどチセはチセなりの事情があるわけね。
チセ「………私は、自分を産んだ人に産まなきゃよかったと言われました」
チセ「お母さんはいらない私から逃げて…死んで…お父さんも弟も私から逃げたんだと思います」
……何か、
似た者同士だなぁ。
チセは逃げられて。
私は守られて、か。
……………。
……また、思い…出しちゃ…った……。嫌だ……な………。
眠気が強くなってきて、私はそこでシャットダウンした。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
?side
「暗いよ、怖いよ。お父さんとお母さんはどこ?寂しいよ……
独りにしないで」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 151人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
梅雨(プロフ) - まんじゅうねこさん» ですよね！！(興奮) (2018年8月28日 21時) (
レス) id: 898f32375a (このIDを非表示/違反報告)
まんじゅうねこ - 分かります！世界観とっても素敵ですよねー！ (2018年8月26日 16時) (レス) id: dd9eae3b3c (このIDを非表示/違反報告)
梅雨(プロフ) - 枝垂桜さん» 応援ありがとうございます!これからも頑張ります!! (2018年8月5日 15時) (レス) id: 898f32375a (このIDを非表示/違反報告)
枝垂桜 - とても面白いです(*^^*)これからも頑張ってください！応援してます！このお話大好きです(*^^*) (2018年8月4日 5時) (レス) id: 05de94b2f8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：梅雨 | 作成日時：2018年7月23日 22時
