◎距離. 2 ページ25
《Aside》
あれから数ヶ月。
無事イベントは成功した。
アバンティーズも初めてのソロイベントで
失敗は許されなかったから、安心した。
その数ヶ月の間には
アバンティーズとも仲良くなれて
空「Aちゃんお疲れー」
名前呼びでタメ口で
喋ってくれるようになった。
そして私も
『空くん、ありがとうございますっ、』
そう呼ぶようになった。
そして、イベント上がりの飲み会。
私は、まだ、飲めないけど。
ツ「あ〜眠〜いっ、」
他のスタッフさんとりっくんが帰って
3人と私だけの時
お酒に弱いツリメくんがそう言った。
空「飲み過ぎw」
え「俺まだ飲みたいんだけど」
空「あーじゃあ俺いいからこいつ送っとくよ、」
本当は、私が送らなきゃいけないのかな？
だけどマネージャーなのに
車も持ってないから全部タクシー移動。
『ごめんなさい、毎回毎回…』
空「いいよいいよ！じゃ、ばいばい！」
そう言ってお金をおいて出ていった。
え「飲みたくないの？」
首を曲げてそう言う。
ああもう、かわいい。
『まだ19なんで、飲めないですw』
え「誕生日もうすぐじゃんw」
え、でも、と言った時にはもう遅くて
＿＿ｺﾞｸｯ､
『ちょっ、と、何してるんですかっ、』
飲み差しのお酒を
ちょっとだけ口に入れられた。
お酒はすぐに回って
何も考えられなくなる。
え「あ、ごめんww」
『犯罪ですよそれ…』
朦朧とした意識の中
寝ないように目を凝らす。
すると目の前にエイジくんがいて
え「お酒弱いんだねw」
ははっと笑って
視界がぼやけるほど近づく。
＿＿＿＿ﾁｭ､
『…え、』
何、今の。
もう、分かんない。
ついに頭が回らなくなる。
え「好き、なんだけどなあ、」
そう言ってグラスに口をつけた。
『なん、で、』
え「いつからだと思う？」
そんなこと分からなかった。
今そんなこと考える暇がなくて
今置かれている状態を理解するのに必死で。
え「あの日から、ずーっと。」
あの日。
ああ、あの日。
きっと私の勉強不足で
パソコンを教えてもらった、あの日。
やっと全てを理解出来た。
そんな気がした。
感じていた心の距離、
それはもうとっくに、埋まっていたんだ。
.
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かりんこ(プロフ) - エイジのツンデレがみたいです！ (2017年3月9日 18時) (
レス) id: 1854d3cc3a (このIDを非表示/違反報告)
柚恋(プロフ) - リクエスト書いていただきありがとうございます!!とてもキュンキュンしました！笑 (2017年3月1日 23時) (レス) id: bd93eaf40d (このIDを非表示/違反報告)
なちゅ - 結絵さん» ご指摘ありがとうございます…修正しました!! (2017年3月1日 19時) (レス) id: 9a3297f34c (このIDを非表示/違反報告)
結絵(プロフ) - 名前変わってないです！(名前)にしないと変わりませんよ！ (2017年3月1日 19時) (レス) id: e763583aca (このIDを非表示/違反報告)
柚恋(プロフ) - とても面白いです!!リクエストでエイジくんのドSがみたいです!! (2017年2月27日 23時) (レス) id: bd93eaf40d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なん | 作成日時：2017年2月18日 2時
