◎大丈夫. sora ページ19
《Aside》
空「ああ頭いてぇ」
朝からぶつぶつ言ってる私の彼氏、空。
『熱はかってみなよ、』
そう言って私は空に体温計を渡す。
空「病院行くのやなんだけど。」
いや子供かよって言うくらい可愛い。
『いいから早く、』
不機嫌そうに立ってる空を
ソファに無理やり座らせる。
しぶしぶとはかりはじめる。
＿＿＿＿ﾋﾟﾋﾟｯ,
『38.2、まあまああるじゃん、』
空「俺絶対病院行かない。」
どうしようか。
連れてった方がいいか、行かないか。
空「ねえ、いいでしょ、」
とろん、とした目つきで話しかけてくる。
『じゃあ酷くなったら連れてくからね、』
結局そう言って
私はコンビニに買い物に行った。
.
帰ってくると
空はソファで寝ていた。
『…ねえゼリー買ってきたよ』
顔を見ようと覗き込んだら
空の顔はとても真っ赤だった。
『ちょ、病院っ、』
空「あ、おかえりぃ、」
起きた空の口調はゆったりとしていた。
『病院行かなきゃ、』
空「起きれない、」
病院に行きたくない
とかじゃなく、本当に体が重いみたいで。
仕方なく自分で看病することにした。
『はい冷えピタ。』
空「貼って」
『もう、』
真っ赤な顔で冷えピタを貼った姿は
なんかとても、可愛かった。
空「ああ、もう、無理。」
『…ん？』
空「毎日投稿って言ったのに今日多分できない、俺の企画だから」
そう、アバンティーズは毎日投稿を始めて
動画投稿頻度は間違いなく上がった。
でもやっぱり、リーダーの空は
毎日投稿しないと、という意識が強かった。
空「またリスナーさん困らせちゃう、」
人一倍努力しててこんな時でも
リスナーさんのことを考えてくれている。
『…大丈夫、だよ、』
私はそれしか言えなかった。
誰の立場でもないけど
大丈夫、そんな気がした。
空「…お前ほんと好き」
突然空がそう言って目を閉じた。
ちょっとすると聞こえる寝息。
＿＿＿＿大丈夫。
私のその不確かな言葉。
それだけでも、空の支えになったのかな。
それだけで、空の支えになったなら
私はとても、幸せだった。
.
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かりんこ(プロフ) - エイジのツンデレがみたいです！ (2017年3月9日 18時) (
レス) id: 1854d3cc3a (このIDを非表示/違反報告)
柚恋(プロフ) - リクエスト書いていただきありがとうございます!!とてもキュンキュンしました！笑 (2017年3月1日 23時) (レス) id: bd93eaf40d (このIDを非表示/違反報告)
なちゅ - 結絵さん» ご指摘ありがとうございます…修正しました!! (2017年3月1日 19時) (レス) id: 9a3297f34c (このIDを非表示/違反報告)
結絵(プロフ) - 名前変わってないです！(名前)にしないと変わりませんよ！ (2017年3月1日 19時) (レス) id: e763583aca (このIDを非表示/違反報告)
柚恋(プロフ) - とても面白いです!!リクエストでエイジくんのドSがみたいです!! (2017年2月27日 23時) (レス) id: bd93eaf40d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なん | 作成日時：2017年2月18日 2時
