相 合 い 傘 <青> ページ7
.
授業が終わり帰ろうと靴を履き替えたものの立ち尽くす私
その目の前には大粒の雨が音を立てて降っている
...傘を忘れてしまった
家帰れないじゃん、どうしよう
1人あたふたしていると,後ろから肩を叩かれた。
そこには青いフサフサ髪をした幼馴染み
「なに?猿みたいに慌ててどうしたの?」
むっ、失礼な...ころんの方が猿だろ。
『傘忘れたの。傘。私より猿みたいなころんには言われたくないんだけど』
「誰が猿じゃおめぇ。傘忘れたの?おつぅー」
『うっわうっわ。そんなんだからころんはモテないんだよ』
いつもと変わらないくだらない会話をしていると、ふところんが手にしている物に目が行く
その手には折り畳み傘がしっかりと握られていた
『てかころん傘持ってんじゃん。入れてよ』
その言葉を口にした瞬間ころんが顔を真っ赤にして慌て始めた
「はっ、はぁっ!?まあ、僕優しいから?入れてあげないことも?ないけど?」
ツンデレを発揮しているころんが可愛くて
ちょっと意地悪してやりたくなった
『あれ〜?ころんさん?まさか...照れてるんですか?ころんさんなら相合い傘なんて余裕ですよね?あれ〜?』
ここぞとばかりにころんを煽る。すると
「あ〜もう!わかった!そんなに言うならね。僕もう行くから。うん。ずぶ濡れで帰れ。」
そんなこと言ってるけど、ほんとは行かないんだよね?
知ってるよ。
『わかったわかった。雨に濡れながら帰るわ。おん。』
「えっ、ほんとにそうするの、?え」
ほーら。どうせ私と相合い傘したくて堪らないんだろ〜
私のイタズラはここで終わらない。
『てか、私以外にも傘忘れた子いるよ?その子達を入れてあげたらいかがでしょう?』
ころんは自分の頭をわしゃわしゃしながら
それはー...そのー.. など言い訳を並べている
勝ったなこれは。と心の中でガッツポーズをしたその瞬間
ころんに抱き寄せられ、唇が重なった
ちゅっと鳴る小さいリップ音
途端,私の顔が熱を持ち、心臓が暴れ出す
「...こーいうことだからっ!?ほら帰るぞ?」
無理やり手を引かれ傘の中に2人きり。
ころんも私も顔は真っ赤。
私は心臓の音を誤魔化すように深呼吸して
ころんと手をそっと重ねた。
-------
作者乱入失礼します。
お星様がるぅとくん色になりました。感謝です。
これからもどうぞよろしくお願い致します(..)
幼 馴 染 み ...? <桃>→←君 が 可 愛 す ぎ る 。<黄>
86人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「すとぷり」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
常日(プロフ) - なちょさん» それでお願いします!楽しみにまってますo(^o^)o (2020年11月27日 0時) (レス) id: 7c647de83f (このIDを非表示/違反報告)
なちょ(プロフ) - 常日さん» 夢主が奥さんの設定で宜しいですかね?リクエストありがとうございます泣 (2020年11月26日 17時) (レス) id: 7b667c3a1b (このIDを非表示/違反報告)
常日(プロフ) - なちょさん» リクエストで、桃くんがまたパパ設定で今度はお子さんが女の子で、娘ちゃんと奥さんにデレデレな感じでお願いしたいです! (2020年11月25日 20時) (レス) id: 7c647de83f (このIDを非表示/違反報告)
なちょ(プロフ) - 常日さん» ありがとうございます!リクエスト大丈夫ですよ~!!更新速度亀で申し訳ないです( т т ) (2020年11月25日 19時) (レス) id: 7b667c3a1b (このIDを非表示/違反報告)
常日(プロフ) - 全てがめっちゃくちゃこのみです!!短編集っていいですよね、いろんな姿が見れ最高です!(≧∇≦)今ってリクエストしても大丈夫ですかね……? (2020年11月25日 18時) (レス) id: 7c647de83f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:なちょ | 作成日時:2020年9月10日 2時