逃 げ 場 <赤×桃> ページ17
カップルなんて馬鹿馬鹿しい。
付き合ってるなんてのは所詮言葉だけだった...？
.
嘘だと言ってほしい。
さとみが空き教室で他の女の子とキスをしている姿
忘れたくても忘れることのできない事実である。
『うわ..き？』
涙が視界を濁らせるが
その時さとみと目が合って
思わずその場から走り去ってしまった
嫌だ。嫌だ嫌だ嫌だ。
クリスマスも一緒にいようなって
デートしようなって言ってくれたじゃん。
Aしかいない。大好きだよ。愛してるよ。
そう言ってくれたじゃん
やけに寒くて静かな人気のない路地は
あの出来事が紛れもない事実だと言わんばかりにしんとしている。
自暴自棄になりながら走っていると
誰かにぶつかってしまった。
??｢A!?大丈夫!?A!?｣
ぶつかってしまったその人は自分の名前を何回も呼び、
私の体を揺らす
『は、は。こんな嫌な夢早く覚めてよ...』
寒い中走ってきて所々痛む体は錘のようで
私がこれが悪夢であることを願い
�狠�か�瓩力咾涼罎能鼎�なっていく瞼を閉じた。
『...なんで、りいぬが?』
目が覚めるとそこは幼なじみの部屋で
目の前には莉犬の姿。
莉｢やっと起きた。大丈夫?さっきいきなりAが走ってきて俺にぶつかっちゃって。そのまま倒れたんだよね。｣
さっきのは莉犬だったんだ
『大丈夫だよ。ありがとうもう帰るね』
早く家に帰りたい。1人になりたい。
ただそれは莉犬の腕によって阻まれる
莉｢なにがあったの。言って｣
莉犬の有無を言わせんぐらいの圧力に負け、全てを話した。
途中から莉犬の瞳からは怒りに満ちていて
私の手を強く握っていた
『さとみ、、私に興味なくなっちゃったのかな』
涙が溢れて止まらない。
話しても何も得しないのにね
莉｢あいつがそうしてるならAもそうしていいんじゃない？｣
『どういう、こと、?』
莉｢俺なら、Aのことあいつよりも幸せにしてあげれる。俺はAのことが好きなんだ。だから｣
『ごめん、、でも私まださとみのことが』
まだ好きなの。好きだから辛いんだ。
しかし
“まださとみのことが好き”
その一言を発する前に莉犬に抱きしめられた
振りほどいたら逃げれるぐらいの力で。
でも、振りほどけなかった
莉｢さとみのことが好きでもいいから。慰めさせてよ、｣
私の弱っている心はすぐに莉犬の方を向いた。
莉犬、ごめんね
一途に想ってくれてるのに逃げ場にして...ごめんね
私は莉犬の背中に、そっと腕を回した
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常日(プロフ) - なちょさん» それでお願いします！楽しみにまってますo(^o^)o (2020年11月27日 0時) (
レス) id: 7c647de83f (このIDを非表示/違反報告)
なちょ(プロフ) - 常日さん» 夢主が奥さんの設定で宜しいですかね？リクエストありがとうございます泣 (2020年11月26日 17時) (レス) id: 7b667c3a1b (このIDを非表示/違反報告)
常日(プロフ) - なちょさん» リクエストで、桃くんがまたパパ設定で今度はお子さんが女の子で、娘ちゃんと奥さんにデレデレな感じでお願いしたいです！ (2020年11月25日 20時) (レス) id: 7c647de83f (このIDを非表示/違反報告)
なちょ(プロフ) - 常日さん» ありがとうございます！リクエスト大丈夫ですよ~！！更新速度亀で申し訳ないです( т т ) (2020年11月25日 19時) (レス) id: 7b667c3a1b (このIDを非表示/違反報告)
常日(プロフ) - 全てがめっちゃくちゃこのみです！！短編集っていいですよね、いろんな姿が見れ最高です！(≧∇≦)今ってリクエストしても大丈夫ですかね……？ (2020年11月25日 18時) (レス) id: 7c647de83f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なちょ | 作成日時：2020年9月10日 2時
