Continue to Love you.

変 わ っ て し ま っ た <黄> ページ15

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これからどうなっちゃうのかな
なにをされるのかな？
怖いよ...


昨日までの君はどこへ?








『ただいま〜!!遅くなってごめん!』
この日はたまたま会社の飲み会で。
いつも通り優しい彼は笑顔で｢おかえり〜そうだったんだね!!｣と言ってくれた

一緒にご飯食べてお布団に入って
おやすみって言いながらキスして

いつもと変わらない日常だったのに。




朝起きたら知らない場所。知らない空間。
でも何故か大好きなるぅとくんの香りでいっぱい。
ベッドと天井に1つの扉しかなくて
真っ白で世界から隔離されたような、不気味な場所だった。

そんな時どこかしらから音がする
右でも左でもなくて、後ろからでもない



上だ。

天井にあった謎の扉。
開いた後に見えたのは




紛れもなく、るぅとくんだった





『るっ、るぅとくん！？』
｢んふふ。A起きたんだ。おはよう｣

彼はニコニコしながら一言
状況理解ができておらず混乱しまくりの私にとってはそのおはようの意味すらよく分からなかった

『ここは..どこ？』

｢ここはね。Aと僕がずっと2人きりで居られる最高の場所なんだ。いいでしょ。｣


ずっと2人でいられる..？
いつも一緒じゃないの？

そんな私の心の声が漏れたのか彼は感情がこもっていない瞳を私に向けながら言った



｢A、昨日飲み会で男と引っ付いたでしょ｣

そんな覚えはない、と言おうとしたが1つだけ思い当たる節があった
酒に酔って絡みしてきたころんさん。
私に抱きついてそのまま寝てしまっていたんだ。
でも何もされてないし所詮おふざけ。


『そっ、それはっ、ちが』

｢何が違うの？｣


｢家に帰ってきたらさ、男の匂い漂わせながら呑気にただいまなんて言うし？しかもこれ何回目？僕のなのになんで？なんでAは僕以外の男と話せるの？僕はAが好きで好きで仕方なくて他の女と話もしないのに。なんでよ？｣

『それは、おふざけだから！！本気じゃないだろうし相手も！るぅとくんどうしちゃったの..？』

｢僕のAに触れた時点でもう無理だよ。耐えられない。でももうこんな思いをしなくていいんだよ僕は。ここなら2人きりだよ。ほら手出して｣

思わず手を引っ込めてしまった


｢早く手出してよ！！！！！！！！！｣

ねえ。いつものるぅとくんはどこ？
手を出したくないのに出してしまう
恐怖心でおかしくなっちゃうよ

素直に手を差し出す私を見て微笑む彼の瞳には
光が差していなかった。

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