Continue to Love you.

こ れ か ら も ず っ と 。<紫> ページ12

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街の真ん中を走る1台の車。

運転席には紫色の髪の毛をした貴方

その隣の助手席には私


｢いよいよだね。｣
『うん。』

私達の車が向かう先は
結婚式場だ。





いよいよ私達は結ばれる
なーくんと出会って、付き合って、キスして。
今まで彼と積み重ねてきた思い出の数々を思い出すと
涙が溢れそうになる

な｢泣くのはまだ早いからね？｣
その言葉で更に泣けてきちゃうんだけどね。


結婚式場に入ると笑顔でお出迎えしてくれるスタッフさん。

“ご結婚おめでとうございます。”


精一杯の笑顔で、私達も返した。

『｢ありがとうございます。｣』




待機室のでっかい鏡の前で自分を見つめる。

今身に纏っているウェディングドレスは
2人で悩んで悩んで決めたよね。
せーので決めようってなってお互い同じドレスを指差したときは面白かったな。笑

そんなことを考えていると、部屋になーくんが入ってきた
白いタキシード姿のなーくん。

かっこよすぎて目が離せなくなっている私に
恥ずかしいなぁと言いながらニコッと微笑む彼は世界一の王子様だ。

｢A、とっても綺麗だよ。世界一可愛い。｣
『んふふ。ありがとう。なーくんも最高にかっこいいよ。』

そう言うとなーくんが突然下を向く
髪の毛の隙間から見える耳は真っ赤になっていた。


｢...A。こっち来て。｣

そう言われた瞬間抱き寄せられる
そんな彼の背中に私も腕を回した

温かい背中になーくんの力強い腕。
何度ハグをしても慣れない心地良さが私を包み込む


チュッと鳴るリップ音に思わず顔を上げると

｢ごめん。Aが可愛すぎて我慢できなかった。でもほっぺだからね!?キスは...その時に、ね?｣

また顔を真っ赤にして焦る彼。
そんな貴方が愛おしい。

『もちろん。“その時”に!』




＜そろそろお時間です。
スタッフさんの声がドアの外から聞こえる

｢じゃあ、行こうか｣

背中に回していた手を離し、私はお父さんのところへ向かった


腕を組んで扉の前に立つ私とお父さん。
お父さんはもう泣いてるよ、笑



扉が、開いた
歩く先には優しく微笑む大好きな彼がいる

既に涙を流しているお父さんと手を離し、なーくんと腕を組んで牧師さんの前へ。









病める時も健やかなる時も
互いに愛し続けることを誓いますか?


『｢誓います。｣』



彼との距離は0cm。


なーくん。世界一大好きだよ。

これからもずっと。愛してる。



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更新遅れました。スランプです泣

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