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分かるよ…
どうしていいのか、分からないんだよね
再び視線を戻すとジョズが放り投げた巨大な氷塊を、赤犬が自身のマグマによって蒸発させていた
あそこに近づくのは一筋縄ではいかなそうだ
大砲の音、さけび声、怒号、あちこちから上がる火の手
目の前の光景は地獄のようだった
こんな光景はあの日を思い出す
私があの忌々しい土地から、母に、そしてラフに逃がしてもらった幼い頃のあの日を……
思い出しただけで怖くなる光景だったはずなのに、今は恐怖など感じなかった
守ってもらうのではなく、私が助ける側だからだろうか
巨人族の何倍もの大きさのあるオーズが海軍の軍艦をなぎ倒し、湾内への突破口を開く
「ハンコック、私行くね。」
すぐ隣にいるハンコックに声をかけると、ニコリと微笑む
ハ「必要なら、いつでも力になろう。」
「ありがとう！」
周りの目を盗み、妖精型に変わった私は戦場を縫って進んだ
背後ではハンコックが攻撃を受けていた
が、全く心配はないだろう
とりあえず、エースの手錠の鍵を得なければ話にならない
海軍の様子をうかがうと幸い私がいなくなったことに気が付いていないようだった
エ「オーズ！！」
エースの叫び声に振り返ると、オーズが七武海から一斉に攻撃を受けていた
「オーズ！危ない！」
妖精サイズの私の声なんか聞こえるわけもなく、モリアの攻撃がオーズを突き抜けた
エースを救おうと、エースへと必死に伸ばされた手が空を切りそのまま倒れる
オーズがこんな簡単にやられてしまう
戦場の壮絶さを改めて突きつけられた気がした
エ「オーズ！！！」
エースの悲痛な叫び声に胸が張り裂けそうだ
自分を救うために戦う仲間を、ただ見ていることしかできないなんて……
ド「フッフッフッ！たまらねぇ…フッフッフッ！」
ドフラミンゴの笑い声が、やたらとカンに触った
自分とは関係ないから、奴はこの場を楽しんでいる
この悲惨な戦場がドフラミンゴにとっては遊びでしかないのだ
……気に入らない
いつか絶対に
ぶっ潰す！！
今の目的は違うと自分に言い聞かせて、私はドフラミンゴへの怒りをなんとか鎮めようとした
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いももち - この小説すっごく好きです！ (2019年4月23日 19時) (
レス) id: 881133e71e (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - らぷんつぇるさん» お返事遅くなりすみません！あまりにも鋭すぎて、なんて返事をしようかと悩んでいるうちに時間が経ってしまいました(；ω；)大正解すぎて、ドキリとしましたよ笑これからも頑張るのでお付き合いいただけると嬉しいです^_^ (2017年5月29日 20時) (レス) id: ddbded9700 (このIDを非表示/違反報告)
らぷんつぇる(プロフ) - いつも楽しみにまってます！これからも頑張ってください！病気とかじゃなくて妊娠とかだったらいいなーって思いながら展開が全然わからないのでこの先も楽しみです (2017年4月25日 0時) (レス) id: 96ad861bb4 (このIDを非表示/違反報告)
アキラ(プロフ) - エース死んでほしくないけどきっと死ぬんでしょうね(泣) (2017年4月24日 20時) (レス) id: d018642a1d (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - 花*花さん» ありがとうございます！面白いの言葉やる気につながります！これからも頑張ります！ (2017年4月15日 19時) (レス) id: ddbded9700 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち | 作成日時：2016年10月19日 20時
